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「モフモフ」に弱いのは、実はわたし

こんにちは。

だんだんと自我が育ち、服装にも好みが出てくるようになった娘。これまで青やグレーといった色も、何も気にせず着ていたのに、あるとき紺色のトレーナーをオススメしたら、「○○ちゃんは、女の子なの!」と言い出し、ピンクを選ぶようになりました。

でも、わたしは知っている。おそらく、娘が一番好きなのは黄色。相棒はピカチュウのぬいぐるみ、憧れの乗り物は新幹線のドクターイエロー、そして好きな食べ物はバナナ。

でも、でも、色よりも娘が弱いのは「モフモフ」の感触。最近のお気に入りは、見るからにモフモフした肌触りのフリース素材のアウター。そんな中でも最強なのは、やはり相棒のピカチュウ。イエローかつモフモフ。

そんな弱点を知ったわたしは、「女の子なの!」と受けつけてくれなかった紺色のトレーナーをなんとか着てほしい(せっかく買ったのに!)という思いから、ダメ元でキラーワードを投入してみた。

「わぁ、これモフモフだよ!」と。表にフワフワした素材で犬のキャラクターが描かれており、なんと裏起毛。表も裏も、まさにモフモフ仕立て。

で、まんまと乗ってきた娘は、「コレ着てみる」と出番の少なかった紺色のトレーナーを取り出し、「モフモフだー」と喜んで袖を通してくれた。作戦成功である。

そして、わたしは、モフモフを着た娘のほっぺたが、あまりにもフワフワで、その感触こそが最強だと思いながら、モフモフの娘を抱きしめるのです。


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