見出し画像

売りたいし買いたいし

こんにちは。

年を取ると欲がなくなるとか言うけど、最近たしかに、自分のものを買わなくなった気がします。買うのは、もっぱら娘のものばかり。たまには、自分へのご褒美的なものでも考えてみようかなーなんて思います。

さて、自分のものを買わなくなったとか言っておきながら、娘が開くお店屋さんには、ちょくちょく顔を出している。

家中のオモチャを引っぱり出して床に並べ、「いらっしゃいませ~!いっぱいありますよ~!」との掛け声に、今日は買うまいと思っても、吸い寄せられてしまう。

ただ、娘のお店屋さんは、買うのがちょっと難しい仕組み。お客さんのわたしが買いたいものではなく、売りたいものしか売ってくれない率が高い。目の前にある『うさぎのぬいぐるみ』を指して、「コレください」と言えば、なぜか「売り切れでーす」。え、あるのに売り切れ?と戸惑う客をよそに、「コレありますよー」と『トマト(おままごとセットのひとつ)』をオススメされる。

ならば、とトマトを「くーださい」とお願いすれば、「100円です!」と言って、なぜか店主から客に100円が振る舞われる。いやいや、それじゃあ、お店つぶれちゃうよ!とアドバイスしても、店主は満足そうに「次は何にしますか?」とお店屋さんを続ける。

たしかに、実際のスーパーに行けば、欲しいものを選んで、お金を払う。その行為を真似ているのかもしれないけれど、なんかチグハグ。売りたい欲と買いたい欲が渋滞してる。

そんなお店屋さんごっこに付き合いながら、何か『お買い物』の仕組みを知る絵本とかないかなーとか考えたりして。

あ。また自分のものではなく、娘のものを買おうとしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?