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着物はじめ

2023年秋から着物をはじめた人間の振り返り。


自己紹介

当方は身長ほぼ170cmの30代半ば関東在住の女性。
2023年の秋頃から浴衣および着物を買い、その後、着物も着るようになった。
昔ながらの着付けが好みですが、小紋・紬のカジュアル着物が大半を占めるため、履物はほぼ靴。

金遣いはそこそこ荒い。
2023年の秋には0だった着物類が、年末にはこの通り。

  • 浴衣:1着

  • 袷着物:プレタ1着、中古2着、お仕立て中1着

  • 単着物:お仕立て済2着

  • 羽織:2枚

  • 半幅帯:プレタ2点、浴衣用2点(1点は学生時代からの持ち越し)

  • 京袋:プレタ1点、中古1点

  • 組紐:5本

  • 帯揚:2点

  • 長襦袢:プレタ2着、筒袖襦袢2着

  • 帯留:3個(本当は4個だがうち1個紛失)

  • 半衿:3点

  • 草履:1点

※色無地1点をのぞき、小紋・紬とよばれるカジュアルラインナップ
※プレタとは、生地からお仕立てではない既製品である
※ここに記載していない着付け用小道具は、学生時代からの持ち越し品が多いはず…のでノーカウントとする。

浴衣を買う

最初は浴衣だった。
友人とのお出かけ用に、セールで1万円ぐらいの浴衣を買おうとした。
しかし好みの浴衣は27,500円だった。
悩んだ末に、生活費を圧迫しないで買えるなら買おうの精神で購入。
浴衣そのものは学生時代にも買って着たことがあったので、帯と着付け小物は残っていた。
しかし初心者向けと言われる文庫結びですら1時間ぐらいかかった記憶がよぎり、6,000円程度のつばめ結びの作り帯をamazonで購入。
下駄を履くか悩みながら、周囲の人を観察する、ほぼサンダル。
ほほう、別に草履や下駄でなくても良いのだな?
サンダルでの浴衣おでかけを決行。
この体験が非常に良かった。良すぎた。快適だったし、自分の中の何かを満たせた。

袷を買う

浴衣、なんか楽しかったな。着物も着てみるか。
で、浴衣を買った着物屋さんにコンニチワ。
リユースきもの マツヤさん、中古を扱いつつ、プレタ着物や一部お仕立ても扱う店です。

右も左もわからないので、店員さんに相談。
「これからの季節なら袷の着物ですね」
その言葉にチンプンカンプン初心者丸出しの私をみてか、ルールを気にしなくて良いとデニム着物を勧められる。
たしかに便利そうだったが生地が重かったのでチェンジ。
すると季節のルールを細かに説明してくれながら、スニーカーにあわせても良い感じの柄の袷、ポリエステルのプレタ着物Lサイズ7,700円と半幅帯5,000円を紹介していただく。
これだけでも良かったが、私の希望であわせて合計7,000円程度の組紐と帯揚げを追加。
長襦袢と衿芯はamazon最安値帯で買い、youtubeで着付け動画を探して試した。

難所と思われた帯はカルタ結びでクリア。最初からこれを教えてくれよとなるレベルの超楽帯。強く布教していきたい。組紐がないと安定しないので、忘れず用意すること。
このときの店員さんの説明が初心者に優しかったこと、スニーカーで着物を着てのお出かけ体験も良かった。
なおLサイズのプレタは私の体格には縦横どちらも少し小さく、おはしょり短め&座る時に裾から襦袢が見えないように注意を払う必要がある。

単を仕立てよう

祖母が着物と帯をたくさん持っている。
仕立ててない生地をいただけるとのことでいただいたら、阿波しじら。
調べたら浴衣にも使える夏向きの生地。
持ち込みOKの和装師さんを探して、単として仕立ててもらう。
すでに手元に到着済み、来年5月に着るのが楽しみ。
こちらの和装師さんは、私の住んでいる地域がわかってしまうのと、縮小されてる気配もあるため紹介を割愛。

※祖母の着物類は身長差および好みの違いもあり、いただいていない。

木綿のすゝめ

浴衣でお出かけした友人は洗える着物推し。なかでも木綿推しだ。
その両方を扱うお店を紹介してくれた。

久留米絣の木綿に一目惚れして単でお仕立てを依頼。
木綿生地は単でも冬に着れると教えていただき、今も着ている。あったかい。
やまとさんで販売されている「スリップじゅばん」は筒袖民に超おすすめ。

もっと着物が欲しい

ここで挙げている着物屋さん以外も色々みたものの、全体的にお高い。
ポリエステルのプレタ以外は中古から細々とはじめようと決意。
先のリユースきもの マツヤさんに再びコンニチワ。

紬を着てみたいと相談すると、大島紬と袋帯をセット4万円で案内いただく。
……この頃には正気を失いはじめているな? 4万円って相当よ?
ここからズブズブと着物沼へ沈む速度が加速しました。紬イイヨネ。

袋帯はyoutubeで学習してどうにか銀座結びと二重太鼓ができるように。

日本橋三越でお仕立てするぞ

私、少々株を嗜んでおりまして。
伊勢丹三越の株を持っているんですよ。30万円までなら10%オフしてもらえるんですよ。

ということで、銀座通り越して日本橋三越で着物のお仕立てチャレンジ。
結城紬の綺麗な色に惚れて、お値段チェック。
が、反物だけで15万オーバー。お仕立て込みだと20万超。
帯も15万、組紐礼装用3万8千円。
めちゃくちゃ綺麗で可愛いものがいっぱいでしたが、別世界だったので撤退。
再挑戦できるように働いて稼ぐしかない。
うーん、非課税二兆円が欲しいですね。

今のところの着付けのしやすさ

着付けが完了するまでの体感速度で評価。

木綿系全般>紬系>紬以外の正絹>>>安めのポリエステルのプレタ

※デニムと高級ポリ(東レ シルックほか、各社がブランド化しているもの)は、まだ自分で着たことないので評価外

初心者が入りやすいプレタが一番着付けが難しい罠。コーリンベルト必須。
着物が身から浮きやすいともいうべきか。
コーリンベルト(1,000円前後)があればそれなりに着付けられている気がしなくもないのでご安心を。
コーリンベルトは着物以外にも、紐のついていない長襦袢を着る際に使うと襟がずれにくいのと、小さめの着物の裾がまくれないようにする補助にも使えるので3本あると超便利。

手入れのしやすさ

家で洗えるか、アイロン使わなくていいか、クリーニング代が安いかで評価。

安めのポリエステルのプレタ>木綿系全般>>>紬系=紬以外の正絹

圧倒的ポリエステル!!!!!楽!!!!!!!!
木綿はシワができるのでアイロンそこそこ必要。
正絹は家で洗えない&クリーニング代が1着5000円レベルなのでYABEEEです。半年に1度とはいえ、いいお値段。

噂の着物警察遭遇率

関東街中、それこそ銀座も行ってみましたが、遭遇率は0でした。
電車で隣になった方に着物でお出かけいいですね的な会話をすることはありましたが、そのぐらい。
気楽にいきましょ!

そのほかの出会い

愛くるしい木綿ラインナップが揃うミミズクヤさん

東京に出張出店されているのを見つけてお尋ねしました。かんわいい〜!

通販で東レ シルックの帯に出会う、街着屋さん

洗えるのは着物で評判の良いシルクそっくりの高級ポリエステル生地こと、東レ シルック。着物はいたるところで見るのですが、帯もあるんです!

おすすめyoutube着物講座

共感できる漫画、爛漫ドレスコードレス

着物漫画、かわいい着物もいっぱいでるし、目からウロコの着方もたくさん! 着たいものを着るために試行錯誤しよう!
初心者に3万プレタ長襦袢は怖いよね。
なお、現在私はそのモデルになったであろう長襦袢 紙人形(※個人の勝手な推測です)がめちゃくちゃに欲しい。値段は初心者向けじゃないけれど、機能的にはめちゃくちゃ初心者向けなのだ……。

これから

見返すと、色々買いましたね。
いったん落ち着こう、稼ごう。
私の着物道は、はじまったばかりなのだから!

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