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夏に向けて実験を試みる話

先日、やっと職場から『市外に出てもいいよ』とお達しがあった。
介護に携わる人であれば、これがどれ程嬉しい事か分かってもらえると思う。いや、別の業種の人にだって。

2月は本当に窮屈な生活で、それでも自分が出来る最大限の努力をもってストレス軽減に努めた。

3月は職場のデイサービスが再開し、だからと言って移動制限が緩むはずもなく、市内のごく限られた場所で必要な物を賄うという暮らしが続いた。

そして4月初旬、ようやく市外に行ってOKとなったのだ。

しかし私はこの2年の経験から、この自由がそれほど長く続かないだろうと予測を立てている。

動くなら4月中しかない。それも早い内に。

移動制限が緩んだ直後の休みを使い、私は朝から隣の市まで服を買いに出かけた。
この時を待っていた。私には時間が無い。

私は自分でも引く位、ワキ汗が半端ないのである。

世の中には便利なものが沢山ある。下着に汗取りパッドが付いていたり、服に貼るタイプのパッドも。

しかし、それらが脇の下にフィットしなければ無いも同然。
加えて私は、夏はとにかく涼しくストレスのない服がよかった。
これまでは、長袖カーディガンに半袖カットソーという組み合わせで夏を乗り越えて来たけれど、無論それに不満はないけれど、最近こう思えて来たのだ。

ゆとりのあるシャツやブラウスがあれば、1枚で過ごせるんでは?

私はプロ診断の折、「間違えようのないくらいの正統派骨格ストレートです」と先生に言わしめた人間だ。
自分でも予測は付いていて、答え合わせの意味を込めての診断だった。

オーバーサイズやドロップショルダーがどこか不似合いであることも、ただでさえ太い身体がより太く見えてしまうことも、気付いていたのだ。
だから夏も、あえてそれらの服は避け、カットソーにトッパーカーディガンというIライン強調のコーディネートで乗り切ってきた。これならワキ汗も気にしなくていいし、自分に似合ってもいる。
しかもカーディガンをジャケットにすれば、春から秋までガンガン着倒せるのだ。

だから、条件としては【ジャケットやカーディガンのインナーに出来る、シンプルなVネックのシャツやブラウス】というものがあったのだ。

ここで、先日私が購入した3品をお見せしたい。

まず、白シャツ。

続いてブルーシャツ。フリルがついたものなんて成人してから着たことないんじゃ。

そして、手にしたのは恐らく小学生の時以来であろうワンピース。色はブルー。

察しの良い方はお気付きのことと思う。
これらのシャツはジャケットのインナーには難しいのだ。

そして全て同じブランド。

決して怠慢ではない。このお店を起点に、数件回ったのだ。イオンモール万歳。

しかしながら経済的問題もありつつ、他店の店員さんの接客態度にも若干の疑問もありつつで、結局一番最初に訪れたOPAQUE.CLIP での購入となった。
何度試着しても、嫌な顔を全く見せず、色んな提案をしてくれた親切な店員さんを私は忘れない。

しかし、ものの見事に青と白。

この日私は青いトップスを買うんだと決めていて、それは叶ったけれどジャケットやカーディガンのインナーとしても使えるという条件は捨てた。

捨てたというより、試着段階で『こだわらなくてもいいかも』と思えてきたのだ。

袖を通した服達は夏も楽しく過ごさせてくれそうだと思えたし、ワキ汗を恐れなくとも大丈夫だと言ってくれた。
ただでさえ不快指数が上昇しまくりの夏である。シャツ1枚で過ごせるのなら着痩せ効果は二の次だ。
しかもオーバーサイズでありながら、思っていたよりも着太りしていない。これは、非常にハリ感のある素材のお陰かと思う。

ここで、昨年から現在までの私の制服を見て頂きたい。

2021年10月

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2022年1月

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2022年3月

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2021年10月の半ばから綿ニットを着るようになり、それは今日まで続いている。最近はアウター無しの日が多い。恐らく5月上旬まではこのノリが続くのではないだろうか。

つまり半年余りもの期間、私は何だかんだ言いながら綿ニットをこれでもかというくらい着回しまくっているのだ。下着をヒートテックやエアリズム、アウターをダウンコートやジャケットに変えつつ。

恐らく今回購入した服の出番は5月半ば以降。単品使いで梅雨、夏を越えると仮定して、10月半ばまで着回せれば最高だ。アウターに悩む所だけれど、手持ちのロングカーディガンが着られた上にそれ程事故らなかったので、当面はこのスタイルで行こうと思う。

加えてこの買い物において特筆すべきは、私、ワンピースを着るのが実に30数年ぶりなのである。

最後に着たのが多分10歳とか……?何せ、間違いなく中学に入ってからはワンピースは着たことがない。オタ活を始めたのがこの頃だったからよく覚えている。

自問自答ファッション講座あきやさんから提案された中にブルー系のワンピースがあったのだけれど、どういうものを選べばいいのか分からずにいた。
それがこの買い物の日、急に『これいいやんけ』と手にしたのが先述のバンドカラーのシャツワンピースである。

足首のすぐ上まで来る長い丈、短い首を更に短く見せそうで見せない絶妙な襟。顔の雰囲気とも合っている。ドロップショルダーでも、やはりハリ感のある生地のお陰なのかそこまで膨らんで見えないし、手持ちのテーラードジャケットも着られそう。

このワンピースとは別のブルーのワンピースも試着したけれど、生憎私には可愛らし過ぎた。やはり面倒がらずに色々試してみないと、自分に合うものを選択するのは難しい。

かくして、秋の初めまで着る服をゲットした私。
ギリギリまで綿ニットで乗り切るつもりだからまだ出番は先だけれど(最近やたら暑い日もあるからどうなるか)、長袖シャツ1枚で夏を越すことが私に出来るのかどうか。無謀な実験である。

ワンピースもウエスト部分がタイトで、ちょっと悲しいところではあるけれど、何せ数十年の時を経て手にしたワンピースである。
出番が来るその日まで、ちょっとでも腹を絞る為に私が出来るのは食生活の見直し、良質な睡眠、日々の運動である。

腰痛が酷いので、あまり激しく動くことは出来ないけれど、何だかんだストレッチやマッサージ、短時間の筋トレは続けている。痛いからといって全く動かさずにいるのも、ヘルニアには良くないらしい。

今日も竹脇まりなさんの動画で朝から運動して、今現在お尻やお腹が若干筋肉痛。ちなみに数分で終わる動画、それも座ったまま出来るものが大半である。

この努力が実って、今よりも新しい服をすっきり着こなせる自分になりたいものだ。
何せ今回は、これまで着なかったタイプの服ばかり買ったのだから。


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