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タスク管理トレーニングセンター登壇までの振り返り【ユタカジン】

こんにちは、Keiです。

2024年8月24日のタスク管理トレーニングセンター(TTC)にて、オンラインセミナーの講師をさせていただきました。

「忙しい人のためのタスクシュート式論文執筆術」という以前書いた記事と似たタイトルのセミナーであり、当初は記事内容を講座化することを想定していました。
しかし蓋を開けてみれば、過去記事とは内容が大きく異なるものに変わっていました。

今回は、このセミナーの準備から登壇当日までの流れが実にタスクシュート的だったので、裏話として振り返ってみようと思います。


講師登壇のお話をいただく

タスクシュート開発者の大橋悦夫さんから講師登壇のお話をいただいたのが、2024年7月22日、ちょうどセミナー開催の1ヶ月前でした。

実は大橋さんからは2023年にも講師登壇のお話をいただいていたのですが、そのときは予定が合わずお断りしてしまいました。

そのため、今回こそはと思い、喜んで快諾したのを覚えています。


登壇をご依頼いただいた時点で、大橋さんにはざっくりとしたセミナーの方向性や仮タイトルをご提示いただいたのですが、そこは流石大橋さんと言いますか、それだけでもセミナー内容が想像できたため、特に不安を覚えることなく講師を引き受けられました。

仕事柄、プレゼンや登壇の経験はいくらかあり、セミナーの内容も最近書いた記事と関連がありそうだったので、それほど準備に苦労はしないだろうと考えていました。


セミナーの内容を決める

その後、セミナーの告知について大橋さんからご連絡いただいたのが8月1日でした。

この段階では、告知ページのドラフトを大橋さんにご提示いただきながら、セミナーのタイトルや大まかな内容を決めました。

一人でセミナーを開講する場合、このセミナー内容の検討や告知の段階が一番気を使うのですが、そこをかなり楽させていただいたと思います。


スライド作りに着手する

スライド作りに初めて着手したのが8月7日でした。
開始が遅くなりがちな私にしては、かなり早めの着手開始です。

なお、この日の着手時間は9分でした。やったことはタイトルスライドの作成のみ。

とはいえ、この時期は本業がかなり忙しかったため「この状況、この時点でスライド作りに着手したのはエラい!」とむしろ自分をほめていました。


そして翌日の8月8日、この日はさらに26分着手して、自己紹介スライドと目次スライドを作成しました。

この時点で作成したスライドはタイトル、自己紹介、目次の3枚のみでしたが、「進捗は極めて順調。内容も構想済み、残りもサクッと作れるはず」と余裕をかましてました。


気付いたら10日前

そんなこんなで本業に注力していたら、いつのまにか10日前(8月14日)になっていました。

前述の通り余裕かましていたので焦ってはいなかったのですが(この時点で進捗スライド3枚)、流石にもう少し進めておこうと着手を再開しました。

そして8月14日に11分、8月15日に23分着手し、5枚目のスライド(下画像)の途中まで進めました。なお、5枚目のスライドでようやく本文開始です。

8月15日時点の5枚目のスライド

この時点でも特に焦ってはいなかったので、8月14日と15日の作業時間の大半は、既存スライドのデザイン修正や、過去の登壇者の動画をチェックしたりしていました。


気付いたら4日前

次に着手したのは8月20日(4日前)でした。
この日の着手時間は19分で、5枚目のスライド(上画像)が完成🎉しました。

とはいえ、この時点でも焦ってはいませんでした。なぜなら、8月21日から8月24日まで仕事が休みだったからです。

休みの間には長い移動時間の予定があったため、そこで進められるだろうと余裕かましてました。


登壇3日前

8月21日(3日前)になって、ようやく本格的にスライドを作成しはじめました。

この日の着手時間は1時間54分。1日あたりの着手時間としては過去最長でした。
スライドも10枚目まで進みました。最終的なスライド枚数は42枚だったのでこの時点の進捗は約24%となります。


そしてこの頃から、スライドの内容が以前の構想とズレ始めました。以前は過去の記事の内容に沿ってサクッと作ればいいと考えていたのですが、そこから大きく変化し始めました。

過去記事の内容そのままではスライドを作れないと悟った私は、ここにきてようやく焦り出す…ということはありませんでした。


むしろ、構想からズレてからの方が、スライドの作成スピードが大きく加速しました。
結果として完成に大きく近づいたため、かえって焦ることなく作業ができました。

この作業スピードが加速した秘密については、セミナーの中で少しだけ触れています(「参考」から始まるスライド)。
このマガジンで宣伝みたいにするのもアレなのですが、アーカイブ動画が予約受付中なので、気になる方はお申し込みいただけたらと思います。


なお、この日は移動時間を使ってスライドを一気に作ってしまうつもりだったのですが、実際には多くの時間を論文執筆に使っていました。まだ余裕かましていたようです。

論文が進んでゴキゲンな登壇者の図


登壇2日前

8月22日(2日前)の着手時間は約2時間、進捗はスライド20枚目(約48%)まで進みました。

この日はネットが使えない環境にいる時間が長くどうなることかと思いましたが、むしろ作業が捗ったような気がします。
TaskChute Cloud2が使えないことの方が困っていました。

スライドもここまで来ると、セミナーで一番大事な箇所も作り終えており、後は肉付けのみという感覚でした。


登壇1日前

いよいよ登壇前日になりました。
8月23日(1日前)の着手時間は約20分でした。

…自分でも前日はもうちょっと着手した気がしていたのですが、この記事を書きながら作業ログを見返すと本当に20分ほどでした。

しかしこの日は作成に時間がかからないスライドをザクザク作っていたようで、20分でスライド10枚ほどを作成できており、作成済みのスライドは30枚(約71%)にまで増えました。


登壇当日

登壇当日の8月24日は朝から作業と練習をしていました。

早朝から作業を開始し、登壇直前の15時45分の時点で、練習を含む作業時間は合計6時間25分、スライド枚数は39枚(約93%)となりました。

93%としているのは、この時点でスライドは一旦完成としていたところ、このあと更に追加をしたためです。

16時がセミナー開始時刻であり、15時45分からテスト接続をしていたのですが、そこで大橋さんとお話する中で、3枚のスライドを追加することにしました。(大橋さん、直前までご助言ありがとうございました!)

そして、スライド枚数42枚(100%)、スライドの最終更新時刻15時59分となり、無事登壇できたのでした。


登壇を終えた感想

発表自体は無事、大きな失敗もなく終えられたのではないかと思います。セミナーを聞いた方が、何か一つでも有益な情報を持ち帰れていたら嬉しく思います。
登壇者としても、自分の考えを言語化してまとめるとても良い機会になりました。


準備については、記録を見ると結構ギリギリでしたが、当の本人はそれなりに準備を整えたうえで、話す内容もしっかり考えて登壇に望めたと思っています。
発表時間がオーバーすることなく、概ね17時ちょうどに終了できたのもよかったです。

もし、もっと早くスライドを作成していたら、事前にたくさん練習をして、話し方を洗練させることはできたと思います。

一方で、早くスライドを作成していたら、おそらくスライドを作成しながら考えていた言葉は忘れてしまい、原稿を読みながらでないとスムーズに話せなかった可能性があります。

直前までスライドを作っていたからこそ、原稿無しで、スライドを作りながら考えていた自分の言葉を、そのままお伝えできたように思います。


もちろん、直前ギリギリまで準備をしないことを推奨する訳ではありません。今回はうまくいったというだけの話です。
セミナーが終わってから、もっとうまく説明できたかなと思うところも少しありました。

とはいえ、結果としては「順算思考」的に資料を作成し、「先送りピッタリ」で今回も終えられたというのが、一番印象に残った感想でした。

本記事は以上です。ありがとうございました。

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本記事はタスクシュート協会公式マガジン「ユタカジン」への寄稿記事です。「ユタカジン」では、自分らしい時間的豊かさを追求するための情報が詰まった記事が毎日発信されています。
きっとお役に立つと思うので、時間管理に興味のある方は是非「ユタカジン」をフォローしてみてください。


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今回テーマにしたセミナーは下記のものです。アーカイブ動画のリリースは 9月中旬を予定しているとのことです。


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