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簿記3級取得の挑戦!20代理系サラリーマンの独学記録

こんにちは!今回は、これまで簿記に全く触れてこなかった20代理系サラリーマンが独学で日商簿記3級(ネット試験)を取得した経験をシェアします。これから簿記3級を目指す方への勉強法や感想をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
※以前ココナラブログで投稿したものを少し修正した記事になります。


<簿記を始めたきっかけ>

著書「お金の大学」で有名な両学長が、

簿記こそ、世界の経済を支える根幹的な技術。
この技術を学んで損することなんてありえない!!

と言っていたのが、簿記資格を取得しようと思ったきっかけです。私は理系サラリーマンで、経理とはほぼ関わりのない仕事をしています。そのため、どのように仕事に活かせるのか分からない状態でした。しかし、家計管理や資産運用の点で簿記を活かしたいと思い、勉強を始めました。

<勉強法>

私が実践した勉強法を順番にご紹介します。

1. YouTubeで簿記の解説動画を見る(期間:1ヶ月)

YouTuber「ふくしままさゆき」さんの動画を一日一本ペースで視聴しました。簿記の基礎を理解するのに非常に役立ちました。動画の概要欄にある問題も解いて理解を深めました。動画は1本20分程度で見やすく、基礎固めに最適でした。

2. 参考書を読み問題を解く(期間:0.5ヶ月)

参考書「スッキリわかる 日商簿記3級」を読み、巻末の問題集を解きました。YouTubeでの基礎固めができていたため、参考書はさらっと目を通すだけで十分でした。問題を解き、理解が不十分な箇所を再確認しました。

3. 本試験予想問題集を解く & スマホアプリで反復仕訳(期間:1ヶ月)

本試験予想問題集「スッキリうかる 日商簿記3級」の筆記試験用問題を6回、ネット試験用問題を1回解きました。試験時間は1時間なので、問題を解く際は時間を測りながら取り組みました。大問ごとにかける時間も意識しながら解きました。さらに、スマホの簿記3級アプリを使って仕訳を反復練習しました。仕訳の精度を高めることで、試験問題を時間内に解き終わることができました。

<勉強していて難しかった点>

勉強中に難しかった点を以下に挙げます。

1. 経過勘定

「未払費用」、「未収収益」、「前払費用」、「前受収益」の4つです。どれが資産でどれが負債か分かりにくく、また計算も面倒であるため苦戦しました。資産と負債の見分けは暗記に頼ると間違える可能性が高いので、なぜそうなるのかを理解することが重要です。私はYouTubeで解説動画を見た後、何度も問題を解くことで理解ができるようになりました。

2. 大問2対策

簿記3級試験の大問2では、「補助簿」、「勘定記入」、「伝票記入」が主に出題されますが、これらは仕訳を解けるようになるだけでは解けないため苦戦しました。ある程度の暗記が必要になりますが、出題範囲が広いため負担が大きいです。私は試験の1週間前に問題集の大問2のみを解き直し、短期間だけでも暗記できるようにしました。幸い大問2の配点は20点と低いので、仕訳を確実にできるようにすることに重点を置いた方が試験合格には繋がるのかなと思います。

3. 電卓の使い方

簿記試験では電卓が必須になりますが、理系の方でもこれまで電卓の使い方を習ったことのある人は少ないのかなと思います (私もその一人でした)。試験までに使い方を学び慣れておくと試験を楽に進められます。

<試験本番>

私はネット試験を受験しました。特に土日は予約がいっぱいになることが多いので、早めに予約することをおすすめします。試験会場には20分前に到着し、説明を受けてから試験を開始しました。メモ用紙も支給され、試験が終わると結果の紙をいただきました。結果は大問1が45点、大問2が11点、大問3が32点で、合計88点で合格しました。

<取得後>

簿記3級を取得してから以下のような変化がありました。

  • 会社の貸借対照表や損益計算書がある程度読めるようになった。

  • 会計の仕組みが分かっているため、仕事でモノを発注するのが楽になった。

  • 自分の貸借対照表を意識するようになった。

<最後に>

実際に簿記3級を取得して、社会人にとってこの資格は取って絶対に損することがないと実感しました。簿記3級の取得を目指す皆さん、頑張ってください!


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