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【まじめ麻雀コラム】和了やすさは待ち枚数じゃなくて待ちのポイントで判断しよう

こんてんちょー!
みずきけいです!!

少しまじめな麻雀の話。

1枚も切られていない両面待ちの待ち枚数は何枚でしょうか?

そうですね。8枚です。

それでは同じ8枚の待ちが残っている両面テンパイで、
1萬-4萬待ちと3萬-6萬待ちでは、
どちらのほうが和了率が高くなりそうでしょうか?

多くの方が1萬-4萬待ちだと答えるかと思います。

同じ両面待ちでも、使いづらい端牌である1萬が待ちに含まれているほうが、出和了が期待できますね。
また真ん中の牌に比べて、端の牌のほうが序盤に切られやすいですから、
場に切られていないときの山に残っている公算はやや高そうです。

では1萬がすでに2枚切られている1萬-4萬待ちと、
8枚残りの3萬-6萬待ちではどうでしょうか?
若干1萬-4萬待ちの分が悪くなりますかね?

では3萬-6萬の6萬を1枚減らしてみたら?
なんかもう、どっちが良いのかよくわかりませんね!

これは価値が違う牌を、同じ単位『枚』で表現しているから、ややこしくなるのではないかと思います。

なのでわたしは、こういったテンパイの優劣を考えるとき、価値基準となる新たな単位を設けることで、ある程度スッキリとした見え方での比較を行うことにしています。

具体的にどういったことかといいますと、
牌の種類ごとに以下のような『テンパイポイント』を与えます。

1・9牌…1.0pt

2・8牌…0.8pt

3・7牌…0.6pt

4~6牌…0.5pt

役牌・場風牌…1.3pt

場風じゃない風牌…1.5pt

ポイントが高いほうが出和了の期待が大きく、他家が使いにくいため掴ませたときに反撃されにくい牌となっています。

このポイント表にあてはめて、以下の条件下での優劣を考えてみましょう。

【条件】1萬が2枚切られている1萬-4萬待ちと、8枚残りの3萬-6萬待ち

1萬-4萬待ちは、

1.0pt(1萬)×2枚 + 0.5pt(4萬)×4枚 = 4.0pt

3萬-6萬待ちは、

0.6pt(3萬)×4枚 + 0.5pt(6萬)×4枚 = 4.4pt

この【条件】では、
3萬-6萬待ちのほうが『テンパイポイント』が高く、
やや優れた待ちだと判断できますね!

では3萬がドラの場合はどうでしょうか?
ドラは場に出にくい牌なので、上記のポイントそのままというわけにはいきません。
わたしはドラのテンパイポイントは表のランクを1ランク下げて計算しています。

3萬の場合は4~6牌相当の0.5ptといった感じですね。

【条件】1萬が2枚切られている1萬-4萬待ちと、8枚残りの3萬-6萬待ち  ※ドラ3萬

1萬-4萬待ちは、

1.0pt(1萬)×2枚 + 0.5pt(4萬)×4枚 = 4.0pt

3萬-6萬待ちは、

0.5pt(3萬)×4枚 + 0.5pt(6萬)×4枚 = 4.0pt

この【条件】だと和了しやすさはイーブンでした。
ならばドラで和了ったとき打点が高くなる3萬-6萬待ちを選びたいですね。

他には、染め手をやっている人がいるときの色は1ランクダウンさせたり極端状況下では各牌のポイントを変動して考えています。

また、上記のポイント表は、わたしが感覚でテキトーに割り振ったものです。
「いやいや4~6牌の和了しやすさが、1・9牌の半分はやりすぎじゃない?」とか「役牌が1.3ptとか高すぎ!笑」などありましたら、全然、調整して考えてくださいませ。

もちろん『テンパイポイント』は絶対の価値基準ではありません。

和了しやすさのことしか考えていないので、打点をふまえて考えるとポイントが低いテンパイ形を取ることも多くありますし、誰かがリーチをしている状況では信頼性が極端に下がります。巡目が深くなるにつれて生牌は切られにくくなるなんてことも考慮していません。

あくまでテンパイ形の優劣を判断するための、ひとつの考え方になります。
「端っこ待ちは良い待ち~」といった、ふんわりした感覚も、数値化して考えるとスッキリするよね!って話でした!

まあ、実戦ではテンパイ形を選べることなんてほとんどないから、あまり意味ないけどね!

またね!


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