英語学習の始め方

私は日本で生まれ、日本で育ちました。家族や親戚に外国人はおらず、子供の頃は周りに日本人しかいない環境で育ちました。英語を学び始めたのは中学1年生の学校の授業で、初めて海外行ったのは24歳の時です。いわゆる普通の日本人として生まれ育った私ですが、現在は英語である程度コミュニケーションが出来るようになり、職場では外国人に囲まれて働いています。そんな私は周りの人たちから「英語学習に興味はあるけれども、何から始めて良いかわからない」と相談を受ける事があります。この記事では、そうした時に私がおすすめしている、英語学習の始め方をシェアしたいと思います。

英語学習の方法は無数にある

世の中には、英語学習の方法は沢山あります。英字新聞を読んだり、世界中でヒットしている英語の楽曲を聴いたり、英語学習用のYouTubeチャンネルを視聴したり、様々な英語学習方法があります。また、近年は日本に住む外国人が増加している為、英語を話す人たちと知り合う機会も増加しています。一昔前であれば、書店に参考書を買うぐらいしか選択肢が無かったと思いますが、現代社会では英語学習の方法は無数にあります。

選択肢が多過ぎて選べない

英語学習の選択肢が増えるのは良い事ですが、多くの人たちは情報過多によって何から始めたら良いか迷ってしまいます。加えて、世の中には「英語は中学英語で十分」や「英語で一番大事なのは単語力」などといった、様々な情報が錯綜しています。これでは何から始めたら良いか、さらにわからなくなってしまいます。

英語は格闘技と同じ

英語は格闘技に例えられる事がしばしばあります。格闘技と一言で言っても、ボクシング、総合格闘技、プロレス、相撲、ストリートファイトなど様々な種類があります。その種類や自分の目指すスタイルによって、重要な事が変わります。ボクサーが寝技の練習をしたり、関取が自分にあったグローブ選びをするのは、無駄に思えます。英語学習もこれと同じで、目標によって重要な事は違ってきます。つまり、英語学習に関する様々な意見は、目標が違う様々な人たちの主張という事です。私はこの事を理解してから、様々な情報に振り回されないようになりました。

理想の英語力

格闘技と同じように、英語力にも様々な種類があります。多くの場合、英語学習において何から始めたら良いかわからない方たちは、どのような英語力を身に付けたいかがわかっていません。例えば、かっこいい英語でなくても旅先で通じれば良い、ネイティブスピーカーのように綺麗な発音で話せるようになりたい、豊富な語彙力を身に付けて細かい表現を使い分けられるようになりたい、などです。自分にとっての理想の英語力がわかると、その為に重要か事がわかってきます。

好きこそ物の上手なれ

誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものである。芸事は、無理して嫌だと思いながらやっても、成長はないということ。

もう一つ、英語学習を始める上で大切だと思う事は、英語に関連する好きなものを見つけるです。これは、もともと好きなものから考えるとわかりやすいです。料理が好きな人は英語で料理のYouTube動画を視聴したり、サッカーが好きな人はイギリスのプレミアリーグの試合を英語で観戦したり、お酒を飲むのが好きな人は外国人で賑わうバーで友達作りをするのも良いと思います。好きな事は頑張らなくても続けてしまう為、少しずつ英語力の向上に繋がります。

私の失敗から学ぶ２つの注意点

英語学習の方法について、私自身の失敗から学ぶ2つの注意点をお伝えします。これらは個人の性格にもよると思うので、あくまでも参考までにお伝えします。１つ目は、英語が理解出来なくても面白いと感じられる事を選んだ方が良いです。例えば、サッカーの動画は英語があまり理解出来なくても、プレーを観て楽しむ事が出来ます。反対に、読書は言語が理解出来ないと楽しむ事が難しい為、おすすめしません。新しい単語や表現を知れる事は面白いですが、本の内容を楽しむのは難しいです。2つ目の注意点は、日本語で出来る事を英語でやらない方が良いです。例えば、日本語が流暢に話せる外国人の友人と頑張って拙い英語で話した場合、日本語で会話する時と比べて盛り上がらなかったり、深い話が出来なくなってしまう事があります。せっかくの友人との時間を犠牲にするのは本末転倒に感じてしまいます。

日本では英語はよく嫌われる

現代社会において英語学習方法は無数にあり、それ故に多くの人は英語学習の始め方がわからなくなってしまいます。この記事では、私がおすすめする英語学習の始め方を紹介しました。その中で、理想の英語力を考える事と英語に関連する好きな事を見つける事をおすすめしました。なぜなら、理想の自分に近づいたり、好きな事に触れている事で、楽しく学習が出来ると考えているからです。その結果、英語が好きになる可能性も高まります。日本では義務教育の影響を受けているせいか、英語が嫌いの方たちが多くいらっしゃいます。私は英語が好きなので、そういった意見を聞くと、英語の魅力を知ってもらいたいと感じます。私の記事を通して、たった1人でも英語学習を始め、英語を好きになって頂けたら嬉しく思います。