母音は色彩に似ている #5 英語にも音読みと訓読みがある
これまで、母音は色彩に似ているでは、4回の連載を通して様々なことをお伝えしてきました。
これまでの記事を読んで頂いた方は、
母音とはどのようなものか
言語学習において、母音を学ぶことの重要性
母音は誰でも身に付けられること
母音の習得方法
などを、理解して頂けたと思います!
もしまだ読んでいない方がいたら、母音は色彩に似ているから、ぜひ読んでください。(笑)
今回は、連載の最後の記事です。最後に、母音を学ぶに上で大切なことを皆さんにお伝えします^^
それでは、さっそくお伝えしていきます。
Let's get started!
※今回は説明のため、英語の発音にカタカナを使っています。
※母音の読み方には、例外があります。
※英語の発音は、状況によって音の変化が起こることがあります。
※この記事では、あくまでも「原則」をお伝えさせて頂きます。
表音文字
皆さんは、「表音文字(ひょうおんもじ)」という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉を知っている方がいたら、おそらく言語学が好きな方だと思います。(笑)
表音文字 = 言葉の音を表すが、意味は表さない文字
日本語ではひらがなやカタカナが「表音文字」です。
ひらがなやカタカナで表記されていれば、知らない言葉の発音もわかります。一方で、一つ一つの文字に意味はなく、ただ音を表しているに過ぎません。
つまり、ひらがなやカタカナを用いれば、その言葉の発音を知ることは簡単です!
表意文字
表音文字と対になる言葉として、「表意文字(ひょういもじ)」という言葉があります。
この言葉も知らない方が多いと思いますが、文字を見たら、説明する前に何となく意味がわかりますよね?(笑)
…………まさに、それが表意文字の特徴です!
表意文字 = 言葉の意味を表すが、音は表さない文字
日本語では漢字が「表意文字」です。
知らない言葉でも、知っている漢字であれば意味を理解することができます。しかし、ひらがなやカタカナなどの読み仮名が無いと、「読み方はこれでいいのかな?」と思ってしまいます…
漢字には音読みと訓読みがある
漢字の読み方がわからない理由は、漢字は読み方が一つではないからです。
漢字には、音読みと訓読みがあります。しかも、音読みと訓読みが一つずつとは限りません!
「生」という漢字なんて、8種類の音があります…
音読み セイ ショウ
訓読み いきる うむ おう はえる き なま
これが多くの日本人が……いえ、私が漢字が苦手な理由の一つです!(笑)
アルファベットは難しい…?
では、英語のアルファベットはどうでしょう?
アルファベットは、表音文字(ひょうおんもじ)です!
"i"という文字は「アイ」という音を表すが、それ単体では意味を成さない
しかし、ここで一つ問題があります!!
ice = アイス →アイ
is = イズ → イ
この2つの単語は、どちらもアルファベットの"i"を使っています。それなのに、「アイ」と発音したり「イ」と発音したりしています…
同じように、”a”を「ア」と発音するのか「エイ」と発音するのか、よくわからない……と感じたことはありませんか?
ここで、それぞれの特徴を一度まとめてみます。
ひらがな、カタカナ = 表音文字
→文字には読み方が一つしかないから、そのまま読むだけで簡単!
漢字 = 表意文字
→意味が伝わりやすくて便利!
アルファベット = 表音文字
→表音文字なのに、読み方が複数あってわからない!もちろん、文字だけで意味は伝わらない…
……………………………………………………
なんだそれー!!アルファベットって難しい!ってなりますよね?(笑)
このように、アルファベットは日本語のひらがなやカタカナ、漢字とも読み方が異なります。何となく学んでいては、母音を含めた英語の発音は難しく感じてしまいます…
英語にも音読みと訓読みがある
でも、大丈夫です!アルファベットの発音は、正しく学べば難しくありません(^_^)
先程の例に出した、アルファベットの"i"の発音は、2つありました。
ice = アイス →アイ
is = イズ → イ
しかし、アルファベットの"i"の発音は、この2つです。
アルファベットの"a"の発音も、2つだけです。
apple = アップル →ア
age = エイジ → エイ
アルファベットの読み方は、決して適当に決まっているわけではありません!
これは、音読みと訓読みがある漢字のようなものです。例えて言うなら、英語にも音読みと訓読みがあるということです。
私たちは学校の授業で漢字を学んだ際に、漢字ごとに音読みや訓読みなどの全ての読み方を学んだはずです。そして、それが漢字の読む時の手助けになっています。
アルファベットにも音読みと訓読みがあるのなら、それを理解しないと、いつまでも「よくわからないまま」になってしまいます!
絶対に漢字より簡単!
一つ付け加えると、英語の母音には、複数の母音が繋がっているものもあります。
eat → ea
このような場合も、"ea"の読み方は2つしかないので、簡単に覚えられます!
英語の母音の読み方の種類は、少ないものは1つ、多くても3つしかありません。「生」という漢字のように、多くの読み方はありません^^
確かに、様々な母音の組み合わせがあり、それぞれの読み方を覚えるのは楽ではありません。しかし、日本語と比較すると圧倒的に簡単だと思えます!
ひらがな(濁音、半濁音などを含む)
100文字以上
カタカナ( ひらがなと同数)
100文字以上
常用漢字+人名用漢字
約3000字
漢字辞典
約5万字
※漢字の総数は未知数ですが、10万を超えると言われています。
そして、多くの漢字には複数の読み方がある、と考えると果てしないですよね…………
対して、アルファベットは26文字です!!日本語の文字の数と比べると、嘘のような数です!ありがとう…アルファベットを作った人。(笑)
それを念頭に置いて、前向きな気持ちで英語の発音方法を覚えちゃいましょう^^
母音のすすめ
では、どのように英語の発音方法を覚えたら良いでしょうか?
それが、連載の初めの記事で紹介した「発音記号」です!これまで、お伝えしてきましたが、英語には日本語にない音がたくさんあります。
中でも、母音の発音記号を学ぶことから始めましょう!その後に、子音や様々な英語のルールを学んでいけば良いと思います。
日本語でもあると思いますが、英語力がアップしていくにつれて、初めて知る単語でも発音や意味がだんだん想像できるようになります。
それらすべての基礎となるのが、英語の「あいうえお」である母音です^^
最後まで読んで頂きありがとうございます
この記事を読んで頂き、ありがとうございます。また、この連載の他の記事を読んで頂いた方も、ありがとうございます!
自分は、2か月ほど前に初めてこうした発信をしました。そのため、まだ駆け出しの初心者です……それでも、自分の創ったコンテンツを読んで頂いたり、スキをして頂くことがあります。その度に心の中でガッツポーズをしています!(笑)
自分は継続が苦手な人間で、毎日の更新はできていませんが、自分を甘やかしながら何とか継続しています。(^_^;)
正直、英語については色々なことを書いてきたので、今はネタ切れ感があります……面白いことを思いつき次第、また発信していくので、よろしくお願いします!
Thank you for reading! I'll see you again soon ;)
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