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母音は色彩に似ている #4 英語の母音の身に付け方

#3 英語の母音は色彩に似ているの振り返り

1. 日本語の「あいうえお」の間(あいだ)には無数の音がある
2. 色と色の間(あいだ)にも無数の色がある
3. 日本語と英語では、基準となる母音が異なる

今回は、3. 日本語と英語では、基準となる母音が異なるを、もう少し詳しく説明します。

そして、英語の母音はどのように身に付けていったら良いのかお話しします!

Hope you'll like it :)


英語に「あいうえお」は存在しない

まずは、母音の性質について、もう少し詳しくお話しします!

前回「それぞれの言語の母音は、無数にある音の中から基準を決めたもの」とお伝えしました。

日本語と英語には、音がかなり似ている母音が存在しますが、それらは完全に同じ音というわけではありません。例を用いてお伝えします!

egg = たまご

この単語は、カタカナでは「エッグ」を表記されます。"e"の部分は「エ」の発音です。しかし、厳密に言うと…

「egg」の"e" → 日本語の「エ」よりも唇を横に引いて強くはっきりと発音

正直、聞き比べるとほとんど同じに聞こえるので、日本語の「エ」で代用しても問題はないと思います。(笑)

ただ、お伝えしたいことは、英語の母音に日本語の「あいうえお」と完全に同じ音は一つもないということです!


日本語の起源

考えてみれば、当たり前のことかもしれません!日本語と英語は起源が全く異なりますが、英語圏の人たちと交流するようになったのは、西暦1800年代です。

歴史は得意ではないので、Google先生に聞きました。(笑)

そして、日本語の起源は諸説あり、主な説は2つあるそうです。

1. 定住が始まった3万年~1万2000年前の石器時代
2. 紀元前200年ごろ、朝鮮半島から人が大量流入した時

いずれにしても、日本語が英語から影響を受け始めたのは近代に入ってからです。

言語が誕生してからそれまでの間、この2つの言語は別の場所で長い年月をかけて形成されました。完全に同じ音の母音がある方が不自然に感じます。


英語の母音は難しくない?

英語の母音に日本語の「あいうえお」と完全に同じ音は一つもないとお伝えしましたが、そう言われると、すごく難しく感じてしまうかもしれません。(^_^;)

確かに簡単ではないのですが…

母音は誰でも身に付けられる!!

例えば、「apple」の"a"は、日本語の「あ」と「え」の間(あいだ)の音です。言い換えると、「あ」と「え」を発音できれば、その間(あいだ)の音も発音できるということです!

反対に、子音(母音以外の音)の中には発音が難しいものがたくさんあります。日本語にない"r"、"th"などの発音は、日本語の発音を応用しても身に付けられません…

また、日本語でもサ行やラ行などの「子音の発音が苦手」という人には会ったことがありますが、母音が苦手という人には会ったことがありません。

確かに、母音は音の感覚をつかむのは簡単ではありませんが、技術的には難しくない!ということです。日本語の「あいうえお」が発音できれば、英語の母音は全て発音できます^^


英語の母音の身に付け方

では、英語の母音を身に付けるには、どうしたらよいでしょうか?結論をお伝えすると…

聞いた音をマネする!

音楽でいう、耳コピというやつです。

耳コピと言われると、「そんな才能はないから無理!」と思う方もいるかもしれません。(笑) でも、大丈夫です!私たちは、耳コピをして日本語の母音を身に付けています^^

音声学の資料などでは、口や舌の形などを説明していますが、そこから音を理解するのは非常に難しいです…(^_^;)

日本語を話す時に、口や舌の形は理解していなくても、正しい母音の発音ができていると思います!英語のネイティブスピーカーも、それらを意識せずに、正しい英語の母音を発音しています。

逆に、その音をきちんとイメージできていれば、腹話術のように口の形が違っても正しい音を出すことはできます!

英語の母音を身に付けるには、聞いた音をマネする!を繰り返すことです(^_^)


次回、連載の最終回

今回の記事では、英語の母音には日本語の「あいうえお」と同じ音はないというお話をしました。

それでも、英語の母音は誰でも身に付けることができ、その方法は聞いた音をマネする!ということもお伝えしました。

次回は、母音は色彩に似ているの最後の記事になります。そこで、英語の母音について、もう一つお伝えしておきたいことを紹介します。

次回、母音は色彩に似ている #5 英語にも音読みと訓読みがある

See you guys then!!

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