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【読書#6】自分の中に毒を持て

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人生に挑み、ほんとうに生きるのは、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。

本はときに人生を変える。20代前半の頃キャリアのショップ店員していたぼくはこの本に出会い仕事を辞めた。あの時の決断にみじんも後悔はない。

どうしてサラリーマンを辞める決断ができたのか。この本から学んだことについて軽くシェアできれば幸いだ。

本書は大きく分けて4つに分けられる。簡単にすると、

  • 自分の価値とは

  • 個性の出し方

  • 愛について

  • 常識人間を捨てる

本を読む時間がない方は1章読むだけでも考え方がガラリと変わるかもしれない。それくらいこの本の言葉が心に残る。

自分の価値とは

岡本太郎さんは生き方について、

レールに敷かれた人生つまり義務教育を経て高校、大学に進学し会社に就職し家庭を持ってマイホームを作り、老後を生きる。ことを否定している。

そんなありきたりな人生蹴飛ばしてしまえと。

なぜ、そのような生き方を否定しているのか?岡本さんは若い頃、狭い社会に閉じ込められ安全で楽な生き方に疑問を持っていたらしく、

「安全な道をとるか?危険な道をとるか?」

人生の選択をする。

自分のやりたい夢がありそれを押し殺して、つまらない会社で1日を過ごすのか?

自分の夢に全力で挑むか?

夢には危険が伴う。食べるのに困るかもしれない、住む家を失うかもしれない。

けれどそんなことで自身を限定して本当にいいのか?

現代のわたしたちに強く訴えかけている。

人生で楽な道を選ぶより危険な道を選ぶ。危険な道に進んで挑戦し成功した人間は、それを避けたままの不成功者と天地の隔たりがある。

そして挑戦して不成功した者には再挑戦の切符が与えられるがそれすら受け取れない者もいる。

世の中にはさまざまな価値観を持っている人間がたくさんいる。

他人と自分はまったく違うのだから自分の思うままに生きた方がいいに決まっている。

自分の価値は自分で決める。当たり前だがついつい世間を気にする。失敗して一文なしになろうがそれでいいのだ。

いずれ時が来たらやろうの人間にいずれなんてものは来ない。

うまくいく、いかないなんてそんなちっぽけなことはどうでもいい。

自分に期待するからそんなに悩んだりくよくよするのだ。そんな自分を蹴飛ばして何でもやってみろ。

私たちの狭い生き方に光が差し込むように語りかけてくれる岡本さんの言葉はもっと人生を大胆に生きようと思った。

常識人間を捨てる

本来の人間とは何なのか?

子どもから社会人なり、世の中に常識に疑問を抱きながらそれに流されるよに身を任せ、

気になることは来月の給料はいくらか?仕事がつまらない、くだらない人間関係に疲れ、同じ毎日が続く。

生きることはこんなに大変でつまらないのか?

そんなことは一度は考えたことはあるはず。ぼくも一度や二度それ以上に考えた事はある。

岡本太郎はその声に本書で語る。

人間の生命、生きると言うことは本来、無条件、無目的であるはずだ。

生きていることなんてそんなこと誰にもわからない。ただ、生きている。死んでいる。があるだけだ。

そこに、お金、損得、マイホームの無事安全を願う。そんなことケチ臭くないか?

こんな人類の運命は蹴飛ばしたくなる。生きる意味なんてない。本来は無条件なのだ、それが誇りだ。

死ぬも生きるも自由。

ただしその瞬間瞬間にベストを尽くすこと。強烈に、情熱を持って。未練がましくある必要はない。と。

生きている、今この瞬間を大事にベストを尽くして生きる。過去に起きた出来事は変えられない。

その事実があるにもかかわらず、何もしない。

未来もまた誰にもわからない。

1年後には全く知らない土地に住んでるかもしれないし、はたまた1分後に地球がいきなり爆発するかもしれない。

そんな不確実の未来に託すよりも、今この瞬間、生きている。ことに全力で挑むことこそ、

自分の中に毒を持つ。ことなのかもしれない。

最後に

この本を手にしたのは、営業サラリーマンとしてメンタル的に疲労していた時にたまたま本屋で目があった。

表紙の岡本太郎がぼくに何かを言いたそうにしている目だった。

一度の人生このままサラリーマンとして生きるのか?好きなことをして生きていくのか?岡本はそんなぼくの背中を押してくれた。

人生に迷ってる時間はない。気になること、やりたいこと片っ端からやっていこうではないか。

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