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社畜やめました。noteはじめました。

 あほくさ。
 その四文字が頭のなかでネオンサインみたいに光りだしたときに、わたしは社畜をやめた。

 そりゃもう、すばらしい輝きだった。
 目に突き刺さるほどにビッカビカで、目玉の曇りを一瞬で吹き飛ばしてくれた。

 朝から晩まで働いて、
 ろくすっぽ家事もこなせず、
 子供の学校行事を仕事という理由で休んで、
 ゲームもSNSもいっさいやらなくなり、
 たまの休日はほとんど外に出ずに仕事のことばかり考えて、
 読む本といえば仕事の効率化だのハウツーだの。

 列挙するだけであほくさい。
 腐臭めいたものがぷんぷんと、すごいもんだ。
 鼻をつまんでも目に染みるくらいだ。

 さて。
 わたしは青生恵(あおい けい)といいます。
 どこにでもいるひとり親世帯の会社員です。
 シングルマザーって言葉は好きじゃない。

 文体からばれてると思うけれども、不真面目が服着てるみたいな人間です。
 そんな不真面目が、どうして社畜になったのか?

 答えはもちろん、不真面目だから。
 不真面目であるがゆえに、社畜になったのだ。
 不真面目なひとは考えない。長いものには巻かれる。
 真面目に考えるのなんて面倒じゃん。これがよくない。

 子供が小学校に上がって、ちゃんと働きなさいよと言われて、ちょうど会社の部署も変わって。
 じゃあちょっとがんばるか。
 言われたとおりやってたら、なんとかなるっしょ。
 そうして、気づいたら、社畜になっていたのだ。

 あほくさい。
 実に、あほくさい。

 社畜になって、見返りはあったか?
 なかった。
 なーんにも、なかった。
 身体を壊しただけだった。

 愚痴を言い合う友人ができたことは、財産だなあと思うけど、
 それだって、社畜である必要はなかった。
 仲の良い同僚は、ふつうに働いていてもできるはずだ。

 だからわたしは社畜をやめた。

 おもしろいくらいに職場の評価は下がった。
 ちょっとした嫌がらせも受けた。
 でも、まったくもって平気だった。
 だって、職場はもうわたしの人生の中心ではない。
 まったく大切でないものに核を預けるのをやめたら、なにをされようが平気だ。

 それじゃあ、そろそろ好きなことをしようじゃないか。

 そう思ったとき、出てきたのは創作のこと。
 というか、文章を書くことだった。
 基本、文章を書くのはなんでも好きだ。
 うまいとかへたとか関係なしに、とにかく好きだ。

 いつも(つまり、社畜になる前)は「小説になろう」というサイトに小説を投稿していた。
 ありがたいことに、書籍化もしてもらえた。
 「聖王国の笑わないヒロイン1」は主婦の友社infosから文庫と電子書籍で発売中です。
 ファンタジーが好きな女性にはぜひ読んでほしい。
 男性にも読んでほしい。
 つまりみんなに見てもらいたい。
 読んでね。

 とりあえず、それまでずっと更新の停滞していたブログに書き込んでみたら、めちゃくちゃ楽しかった。
 なんのレスポンスもない。
 なんならブログのカウンターだって回ってなかった。
 だけどめちゃくちゃ興奮した(たいへんだ、へんたいだ)

 文字を書くのって、究極のひとりよがりだ。
 書いたときに楽しいのだ。
 見てもらえればもっとうれしいし、レスポンスがあればもっともっとうれしい。
 けど、それはあくまでオプションだ。
 基本は、書いた時点で完結する楽しみなんだ。

 もっと書きたいな、と思った。
 なんなら、いろいろなものを創作したい。
 小説もエッセイも日記もなんでも書きたい。

 だから、noteに来ました。

 ここでは好きなこと、好きなものについて、いろいろ書き散らかしていきたいと思います。
 たくさん書けたらマガジンなんてものにも手を出してみたい。
 でも、とにかく、風呂敷広げる前に書きたい!

 目下の目標は最低週に1回はアウトプットをすること。
 最低、だ。書けるのならどんどん書こう。
 クオリティはきっとあとからついてくるさ(他力本願)

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イラストも気が向いたときに描くよー。
ちなみに、このアバターは社畜になる前にはまっていたネトゲのキャラから。

 ずっと趣味からも遠ざかっていたから、ネトゲもまたちょこっとやりたいね。
 ふふ。
 なにからやろうか迷うってのも、久しぶりで楽しいもんだ。

ここまで読んでくれてありがとうございます。 あなたの暇つぶしになれたらうれしいです。 これからも楽しんで物書きしていくので、次も読んでくれたらもっともっと嬉しいです。