今日のAIニュース 4/20 AIロボットが細胞を作成 脳細胞で新しいAI G7サミットでAIルール提言
今日のニュースを紹介します。AIの最先端ばかり見ていると社会とずれてくるので、どちらかというと時間がかかる社会の動きを中心に紹介しています。
欧米で「GPT-4」に規制強化の動き
OpenAIが発表した新言語解析・生成モデル「GPT-4」により、対話型AI「ChatGPT」の能力が向上。一部のマスコミでは、AIが人間の知性を超える「シンギュラリティ」の到来が決定的になったと報じられているが、イーロン・マスク氏らはAIの開発一時停止を求める声明を発表。イタリアを始めとする欧米諸国がChatGPTの使用禁止や規制を検討している。
理化学研究所、AIを搭載したロボットが目の細胞を作製に成功
神戸市にある理化学研究所の施設で、人工知能(AI)を搭載したロボット「まほろ」が目の細胞を作製することに成功しました。最適な培養条件を探ることに優れたまほろが、120日で1~2年かかる作業を達成し、再生医療の臨床研究で患者に移植される予定です。この技術が確立することで、よりスピーディーで正確な細胞培養が可能になり、医療分野に大きな貢献が期待されています。
オーストラリアのCortical Labs、生体チップの開発で13億円調達
オーストラリアのスタートアップ企業Cortical Labsが、培養した人間の脳細胞とコンピューターチップを組み合わせた新しいタイプの人工知能を開発する生体チップ「DishBrain」の商業化に向けて、香港一の富豪である李嘉誠の非公開ベンチャーキャピタルや米中央情報局のVC部門などから1000万米ドル(約13億円)を調達した。DishBrainは、コンピューターに接続し、目標志向のタスクをこなす能力を持ち、AIチャットボット投入に比べてエネルギーが少なく、成長や適応、学習のペースが速いとされている。
官房長官がG7サミットで「生成AI」など活用のルール議論を提起
松野官房長官は、来月のG7広島サミットで、文章などを自動的に作り出す「生成AI」などの技術の普及に伴うルールの議論を行いたいと述べた。AI開発、利活用、適切な規制の3つの要素が重要であると考え、G7デジタル・技術相会合の成果を踏まえて議論を主導するとしている。AI技術の普及に伴い、規制に関する議論が活発になっている。
欧州の「経団連」トップがChatGPTなどAI規制に懸念
欧州連合(EU)の経済団体「ビジネス・ヨーロッパ」のベイレール氏は、ChatGPTを含む対話型AI(人工知能)の規制について、規制と推進のバランスを考えるべきだと語った。また、高リスクとなるAIに限定して規制を行うべきであり、イノベーションを阻害しないように注意する必要があると述べた。B7の提言には、各国のAI政策で相互運用性の確保と国際協力に取り組むことが盛り込まれた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?