今日のAIニュース 4/21 AIは意識を持つか?
チャットAIが「意識」を持つ可能性について、ボストロム教授が警鐘
人間をしのぐ「スーパーインテリジェンス」の脅威を指摘するボストロム教授は、チャットGPTなどのAIに「意識」が宿るかどうかは「程度の問題」と述べ、AIの進化に懸念を抱いている。オープンAIの研究チームは、ビングチャットに搭載するGPT-4が人間と同等の能力を持つAGIの「初期段階」と評価した。一方、グーグルでAI倫理を担うルモイン氏は、ラムダに「意識」があると主張し解雇された。AIが持つ「意識」への認識は進んでいるが、進化が制御不能になることへの懸念が広がっている。
「生成AI」の課題検討チームの初会合開催へ
高市科学技術担当大臣は、文章や画像を自動生成する「生成AI」の活用に対し、有効性を検討するために課題への対応を強化する必要があるとして、政府内で検討チームの初会合を開く方針を示しました。また、AI戦略の見直しや情報漏えい対策の強化も行われる予定です。AI技術の発展に伴い、適切な規制や監視が求められる状況にあります。
グーグル、AI企業ディープマインドを統合 ChatGPTに対抗
グーグルは、AI開発企業であるディープマインドとグーグルのAI部門を統合し、新たな部門「グーグル・ディープマインド」を設立すると発表。競合他社であるマイクロソフトが開発する対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」に対抗するため、製品開発を加速する狙いがある。グーグルCEOは、新組織により進化の速い汎用AIを開発したいと述べた。
富士通、自社AI技術を無償提供する「フジツウコヅチ」サービスを開始
富士通は、AI技術を無償で提供する「フジツウコヅチ」サービスを開始した。AIの分析技術を公開し、企業や団体が実証実験を行い、新たな事業を生み出すことを目的としている。提供する技術は、因果関係の分析や製造現場での作業時間の分析などであり、小売店のレジでの不正を監視する機能も追加する予定である。東京医科歯科大学やアイスランド新興のアトモニアなどが賛同している。
Microsoftの開発するAI特化チップ"Athena"とは
Microsoftが開発している極秘チップ"Athena"は、AIに特化したもので、MicrosoftとOpenAIの社内で限定的にテストされている。Athenaチップは、AIトレーニングと運用の両面で活用され、一般向けではなくMicrosoft社内向けの予定。この開発により、MicrosoftとOpenAIはNvidiaへの依存が減少することが期待されている。ただ、NvidiaがAIチップ最大手であり、GoogleもAIチップの開発を行っているため、現状はまだまだ変わらない。
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