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「57577」のゲームデザイン(6)


「57577」の製作期間、じつはなべとびすこちゃんに一度も直接会っていません。オールリモート共同制作、です。

まあでも、それまで文学フリマでいっしょに(篠田くらげさんと3人で)こんな冊子を作ったり

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新元号が「令和」ではなく「短歌」で、短歌が大人気に、というパラレルワールド雑誌です。でも歌集である『万葉集』が典拠になったり、かすってますね! 最近でも「an・an」で短歌が特集されたり、「短歌研究」が増刷されたり、ブームと言えなくもないような? (それにしても「短歌が今静かなブーム!」と言われたのを4,5回体験しているような……?)

お互いの共同作業のイメージがつかめていたので、とてもスムーズでした。なにか「?」となったり「!」となったときはすぐに「zoom しようか」「そうですね」と繋いで話し合ったので、コミュケーション不足にもならず。幻冬舎の編集さんともあまり会わずに作業していたし、そもそもなべとびすこちゃんはまだ担当編集さんに会っていないという……。集まれるときにはたくさん売れて、イエーイ!!というテンションで会えたらいいなあ。

そんなわけでリモートで作っていて、「リモートでの遊び方」もできるのでは? と妙な確信を持ってしまいました。だって、リモートで作ってるんだから、遊ぶ人もリモートで遊べるはず。なにか、今までのやり取りをさかのぼってみて……。

リモートの遊び方、それでも思いつくまで難航しました。お買い上げくださった方にPDFを教えて、それをプリントアウトして切ってもらう、とか。簡単だけど、全然スマートじゃない案(英会話教材の音声ダウンロードのイメージでした)。PDFのリンクが検索で引っかかってしまえば、一生懸命考えた、一番の肝である「言葉カード」の言葉も一覧で読めてしまう。「買わずに遊べてしまう」と「リモートプレイ」の違いって……?

移動中や寝る前にもじっと考え、考え考え……。うとうとしてるときにイメージがハッと浮かんだので、飛び起きて夜中というか明け方、パソコン立ち上げて一気に書きました。

基本プレイとはまったく違うルールでの遊びになりました。でも、だれか仲間で一つ持っていたら、zoomでも、LINEでも遊べます。基本プレイは「カードを引く運とセンス」が大事でしたが、リモートプレイは条件は同じで「センス」だけが重要になるので、また勝敗も変わってきます。もちろん、リモートじゃなくて対面でもリモートモードの遊び方もできます。

どんなリモートプレイにたどり着いたか、ぜひ「説明書」や「リモートお試し会」見てみてくださいね。


「57577」のゲームデザイン(7)に続く

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ついに商品とどきました!


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