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お客様からのLINE後編

ライフオーガナイザーの片付けサポートでは、「捨てる」ことを始めから決して提案しません。

このお客様は、自閉スペクトラム症の方です。昨年から継続して片付けサポートをしています。

私は、まず片付けの講座を受けてくれたこと、これまでのことを話してくれたことに感謝し、お礼を伝えました。

それからは決して「捨てませんか?」と言わずにその代わり「何に使いますか?」と質問をするようにしました。

ライフオーガナイザーの片付けサポートでは、「捨てる」ことを始めから決して提案しません。じっくりお客様のお困りごとや考え、どうなりたいのかを視点を変えてヒアリングしていきます。

先生は私の症状を早くから見抜いて下さいまして、適切な関わり方で伴走して下さいまして、本当にありがとうございます。

片付けサポートのお客様のLINEより


私はヒアリングの時に「聞く」ではなく「聴く」ことに重点を置いています。

特に第一印象、表情、話し方、言葉の選び方、ZOOM全体の雰囲気、ヘアスタイル、服の着方、どうして今ここにいるのかに集中します。でも一番は時間の使い方を注意深く伺います。

時間がない、忙しい
私も含め誰もが口にします。その言葉だけでなく、どうして時間が足りなくなるのかが問題です。

「ものが多い」せいで時間がかかり、やりたいことができなくなっていませんか?

洗濯物が多い、洋服やバッグが多い、食器や鍋が多い。念のための予備が増え続けている。家事時間があなたの時間をむしばんでいませんか?

実はものが多いと、時間も消費することに気が付いている人はあまりいないと思います。自分のやり方、スケジュール管理が悪いって責めてる方までいました。

この調子で時間とお金と物と自分の体力気力、できないことはしないように体力気力温存して余力は自分のために使えるように、だからといって買い物しすぎたら自分で管理ができないのでそれも考えていきたいです。お金も時間ももう、自分の働ける時間は限られているので。

片付けサポートのお客様のLINEより

このお客様は、ものと時間が比例していることに気が付き、ものに振り回されているご自身を変えていきたいと思っていました。しかしひとりでは自分を変えられませんでした。

片付けサポート中、私は質問をよくしています。
そのものに対してどういう思いがあるのか、この先はどうしたいのか、しつこいほどいい方を変えてヒアリングすることがあります。

昨日先生から沢山出てきた布で何作りますか。と聞かれて何もときめかず、ただの布切れにしか見えず、洋裁もしなくていいのかもしれません。

片付けサポートのお客様のLINEより

手芸がしたい、洋服や小物、バッグを作りたい。ミシンでカーテンも修繕したい。この気持ち以上に布などものが大量にあふれてしまいました。

「たくさん出てきた布で何を作りますか?」には、
・現状と近い将来の目的
・質問された時の感情
この2つを確認したく投げかけました。その時は返事はありませんでした。

ただの布切れにしか見えず、洋裁もしなくていいのかもしれません

片付けサポートのお客様のLINEより

手芸がしたかったのは過去の自分で、今の自分ではないことに、気が付かれた瞬間でした。

私はやっとここまで思考の整理が進んだ喜びを、大切にnoteに残したいと思いました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました☘️


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