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盗癖がある人はけっこういる…

…と感じるようになったのは、わりと最近のこと。物を盗むというのは、どんなにかっとなっても殺人に至ることは稀なように、めったにないことと思ってましたが…。
私は、今のところ大きな被害を受けことはない。大学時代、教室に置き忘れた傘を盗まれたくらい…すぐに戻ったけどもうなかった。盗んだ人は授業を一緒に受けていた人に違いなく…がっくし。そんなことできる人がいる、というのがショックでした。
そして、だんだんと、 “他人のものをこっそり触り欲しかったら自分のものにする”ことを、罪悪感なくできる人がかなり潜在的にいるみたい、と思うようになりました。たとえ、見ず知らずの人の所有物でなくても。親しい間柄でも。日本は、盗みに対する背徳感が少ない社会であることも、関係していると思います。
親のお金をこっそり盗んで自分が使う子どもの話…についても、“そういうことあるある、まあ家族の中でおさまっていることだから”って感じで語る人がいる。最初に耳にしたときの違和感…でも、これが現実??
ある、お笑いタレント兄弟が、“(二人が小学生高学年か中学生くらいのとき)兄が弟の大事にしていた漫画を全部売りさばいてしまった”という話をして笑いを取っていたときは、ドン引き。そんな笑えること??弟君の立場になったら気が狂うよ、一生許さないよ絶対。兄に罰が当たれ!と他人事ながら思う。
私の高校時代は、体育のときなど自分のお財布を着替えた制服と一緒に教室に置いたままでした。近年、(私の母校でなく)かなりの進学校の話でも、盗みがあるので体育のときは貴重品を先生に預けていると聞いたことがある。
職場で、ママ友仲間で、“どう考えてもお金を知り合いに盗まれたに間違いない”…ということもときどき聞く。
「人の物を勝手に触る」ということにまったく罪悪感がない人というのが、かなりいるのです。残念だけれども。怖い、というより、悲しい。
そして、“盗み”に対する社会的道徳観が緩すぎると感じるこの社会。
昔TV番組で、有名男性音楽グループが、ワルさしてた若かったころの話をネタのように話してたのを観た。 “(他人の家の)車庫に入ってその車をパチって(=盗んで)乗り回した”…それ犯罪でしょ。似たような話、女性タレントでもあったね。
盗まれる人に用心が足りないというのは、納得いかず。盗む人がいつも悪いのです。
盗癖を持つ人はけっこういる、と、自然と思えるようになったことは、自分にとって悲しいこと。人によって差は大きいとはいえ…。考え始めると、ため息です。

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