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言いぱなし聞きぱなしの友人を持つ

悩みの多くは人間関係に由来し、具体的な解決方法がなく、こちらの気持ちの持ちようを変えるしかない場合も多い。
と言っても、簡単に変えられるものではなく。あ、そういえば悩んでいるんだったと、自然にふと思い出す程度の軽さになるまで気長に待つしかない。
自分の心の中のつぶやきだけでは黒く発酵しそうになるから、適宜外に出しつつ…。話す相手によっては、かえってぐっさり来ることもあるので注意が必要、などなどの話は、以前noteでも何回か書いたと思う。
でも、ほんと、それ。私は、超超、用心しています。
良心的な人で悪意はまったくない人も、無神経な人っている。その無神経さに自分で気付き、あ、しまった、って顔する人もいるけれど、まったく気づいてない人もけっこういて。ほんとにまったく悪気なし。むしろ私のために言ったと信じている。
不思議。どんなに楽しい思いをたくさん共有した友人でも、1度そういう不快なことがあると、信頼が大きく揺らいでしまい、深い悩みを話せなくなってしまう。
すごくすごくがっかりはするけれど、簡単に付き合いはやめない主義です。
相手が魅力的でいい人だからこそ、仲良くなったわけだし。それに、こういうことはお互い様。私も相手の神経逆なでしていることがあるはずだから。
私の態度や物言いが、不愉快だった人もきっと少なくない。かといって、自己反省ばかりして人づきあいしたくない。互いに許し合いのびのび付き合う関係でなくては。
自分に甘く、人にはもっと甘く…香山リカさんが、TVで話していた教えを、人付き合いの心得としたい。なかなか難しいけれど。
絶対にしてはいけないと強く自戒しているのは「自分の劣等感を刺激しない相手だからと高を括り、相手の優しさにつけこみ愚痴のはけ口にすること」。
そうされると、必ず直感でわかってしまうね。これはちょっと、かなり耐え難い。どんなに相手が良心ある人でも。人のふりみてわがふり直せです。
同年代は、人生のステージや体力の衰えで共感できる部分が多く、悩み事を共感しやすい。生活環境は違っても、同年代友人ならではの気安さが、やはりある。
ある友人とは、悩みは互いに言いぱなし聞きぱなし、を約束している。聞きぱなしというか読みぱなし。互いに、どんな時間にどんな長いメールをしてもかまわない。
文にして信頼できる友人に読んでもらうことで、ある程度理性を働かせて感情を綴ることになり、かなりのセルフカウンセリングになる。おすすめです。

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