見出し画像

配信時代になり、日本のドラマは変わってきているね

ドラマ「PICU小児治療室」観始めました。
評判のよさにTverを観たら1話からやっている!と思い観始めたものの…3話までと最新の5話は観られるけれど、4話は抜けている。…ので迷った末、FODに入って4話も観ましたよ。今のところ2週間の無料トライアル期間です。
FODって、フジテレビの配信サービスだったんだね。だからか、フジテレビのドラマ番組に力入っているの。配信サービスとの連携が徹底的に意識されている。
ネット時代じゃない昔、キャストだけ決まっていて脚本は決まってないことが多々あった印象。そんなもんかなーTVドラマって、と思ってました。確か、深田恭子・金城武が主役だったドラマで、金城武側が脚本を最後まで読ませてもらわなければオファーを受けない、って条件でした。そのことが(驚きの?)ニュースになったほど、脚本はおろそかにされていたのです。
基本キャストがよければ、TVドラマはヒットしていた時代。演技が下手でも大きな問題にはなっていなかった。あの頃脚本家として成功するのは、本人の才能以外に別の力がかなり働いていたように感じる。
今は、たくさんのおもしろいコンテンツがあり、繰り返し場面も観られるから絵作りにも気を配らなきゃいけないし。…結果的に、本当に、力がある面白い本物のクリエーターしか生き残れなくなっている気がします。いいこと。
黒船と同じだね…海外からの影響を機に初めて動く日本の組織。今、日本のエンターティメントの質は世界基準に合わせて向上しつつあるのだと思う。日本国内で人気の俳優やタレントをキャスティングしている、だけではドラマが持たないものね。俳優にも、相当な演技力が求められてきている。
いつの世も、クリエーター希望の人は少なからずいた。中でも脚本家は、視聴率(未だにこの視聴率ってのがよくわからない…独占企業が調査しているのに不正はないと断言できるの??)に振り回され方向転換した人もいそう。
渡辺あやさんがインタビュー記事で応えられていましたが…表現者が表現者として活躍できる時期は限られる、その限られた機会を漫画の原作本の脚本化にのみ追われてしまっては本末転倒、自分が表現したいものがあるはずでそこに注力しなくてはもったいない…という主旨のこと。ごもっとも。
レベルの高い脚本とそれをかたちにするさまざまなクリエーターが活躍できる。それは、ドラマ好きには大歓迎の時代なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?