ヒマラヤほどの消しゴムひとつ

「弱音」とかけまして、
「二日酔い」と解きます。
その心は、吐きたくなります。
#吐いてもいい
#むしろ吐け

長女が弱音を吐きました。

大学３年生の長女は、去年まで親戚の家に住ませてもらってました。

大学からは離れてましたが、家賃がほぼないのと、はじめての都会での一人暮らしの前に慣れておこうというものでした。

しかし、世の中は緊急事態宣言。
ほとんどの授業はオンライン、ほぼ外に出ることもなく２年間過ごしました。

そして今年からとうとう学校の近くで一人暮らしを始めました。

すると今度は世の中が一気に動きます。
大学は対面授業がメインになり、就職のことも考えないといけなくなり、新しいバイト先でもキツい先輩がいて、メンタルが相当やられてしまったようです。

サークルにも入るきっかけがなかったこの世代は、友達を作るのも簡単ではありません。
クラスメイトとはそれなりに仲は良くなったそうですが、打ち解けてバカ話できるような友人はまだいないようです。

まさに世の中に翻弄されています。

昨夜、LINEのグループ通話で自分達夫婦と長女の３人で話しました。
半分くらいの時間、長女は泣いていました。

途中で次女が現れた時は、さすがに笑い話をしていましたが…

長い電話の後、妻に一言
「様子を見に行ってあげて」
「うん」

即答でした。

他の子供達、特に長男がいるので夫婦で行くことは無理なのもありますが、こういう時はやっぱり女同士の方が良さそうです。

長女は真面目だからなぁ…

これから学業も就職も、そして何よりこれからの人生はまだまだ先があります。

社会勉強といえば聞こえはいいですが、故障してしまったら元も子もありません。

時々サボって、適当に遊んで、美味しいもの食べて、気の置けない友人とくだらない話で盛り上がって、好きなものにどっぷり浸かって、という時間も大切です。

妻が行けばたちどころに良くなるとは限りませんが、少しでも娘の気が楽になるのなら。

二十歳も過ぎた娘ですがまだまだ子供の部分も多いです。
いや、もう子供としてじゃなく、ひとりの人間としての悩みに立ち会っているのかな？

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろいことをたくさんしたい

ザ・ブルーハーツ「1000のバイオリン」

自分だってまだまだ楽しいことをたくさんしたい。
おもしろいことをたくさんしたい。

だからこそ、娘にも楽しいことをたくさんしてほしい、おもしろいことをたくさんしてほしいです。

くだらないものにいつまでも振り回されないで。