ケイヨン

言葉の糸で物語を紡いでいます。

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最近の記事

花粉の彼方へ

ケイヨンです🦅 ⭐︎テーマ いまや国民病である、花粉症患者が増え続ける根本原因。 戦後復興で木材が必要となり、木が足りなくなった。 日本政府は日本各地に早く育つ、スギが植えさせた。 価格の安い木材が海外から輸入された。 植えられたスギは不要となり残った。 古木になると、花粉を大量に出す。 このテーマで小説を書きました。 90%はAIが協力してくれています。 どうぞお楽しみください😊 第1章: 花粉症の始まり 紗季は、春が近づくたびに花粉症で苦しむ中学生である。 彼女の日

    • 世界を変える光の選択

      1  こんぺいとうみたいな流星群が降った。  その夜、蛍は部屋に入ってきて光の糸を出した。光の糸を辿るとあんみつ屋に着いた。  道のそばに昔の灯火を守り続けるカエルがいた。レトロなランタンが隣に置いてあり、ぷくぷくさせている喉を照らしている。 白いカエルは割れた星座を積んでいた。  「やあ気づいたかい。中に入って彼女に声をかけるんだ」  女性の姿がカウンターにあった。 艶やかな黒髪は短めに切りそろえられている。  あんみつを持って家に着くまでカエルはずっとついて来た。

      • 読書する旅人

        ・ 感情を動かされるのはどのような時だろうか。 ある悲しい出来事がおきる。 心の反応は後で遅れてあらわれる。 それは人に備わっている防衛本能により 強い痛みに蓋をするのかもしれない。 それがふとした瞬間にあふれ出して 蓋を押し流してしまうのだろう。 例えば、ずっと海のそばで育った人なら 海をぼんやりと眺めていて、 男の子が母親に抱き上げられるのを見つめている時かもしれない。 ゆっくりと目を閉じると喪失された時間が胸をつきあげてくる。 感傷的な懐かしさがこみ上げて

        • 夢のような死は存在しない

          なんだって。 死は存在しないだって。 じゃあオイラは死んだらどうなっちゃうんだい。 考えるとだんだん怖くなっちまうよ。 オイラは考えこみやすい性格なんだ。 「そうだ服でも洗濯しに行こう」 オイラは家を飛び出した。 冷たい太陽はまだ空で休んでいる。 光と熱を提供する鈴虫が道ばたで鳴いている。 芯のある風がオイラの顔をしかめさせる。 芯のある雪が雲の切れ間からパラパラ落ちた。 オイラはコートの前を合わせて身震いした。 さまざまなゴミが肉屋の前に散らばってい

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          夏の抜け殻

           俺が学生のころの話である。 サービス業で接客のアルバイトをしていた。 その日も学校が終わり、夜の17時から24時まで働いた。 となりにいるのは、半年前に入ってきた後輩である。 笑うと白い八重歯が覗く、1つ年下の女の子だ。 佳代は小麦色にやけた肌、二重の大きな目をしていた。 俺より20センチほど低いから154センチの身長くらいだ。 白シャツをきた社員が集まった6人のアルバイトに「お疲れさま〜」と声をかけていた。 ズボンを腰ではいた3人の男たちは 「なに食う?」 「えっ、焼肉

          夏の抜け殻

          それでも裏切りをかかえて生きる

          春がやってきた。 出会いがあれば別れもある。 春はせつない季節だ。 「ふう、食ったくった」  貴志(たかし)は満足げにいった。 「しかしまあ、よく3杯も食べるよな」 そういって、大和(やまと)は微笑んだ。 「やっぱり大和のつくるカレーは最高だからよ」 貴志はニィと笑い、たばこに火をつけた。  ジッポライターがキンッと音をたてて、紫の煙がたちのぼった。 「おい、貴志。たばこは換気扇で吸えって、何度いえばわかるんだよ」  僕は皿をかさねながら強めにいった。 「そんな彼

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          大きな存在と旅立ち

          太陽はサングラスをかけていた。 真四角ではなく、角がとがった形であった。 まぶしいのだ、自分が。 僕はなんだかおかしい気持ちになった。 彼は口角を上げて白い歯をみせた。 何がそんなにおかしいのだろう。 僕の心を読んだかのように、ヒヒッヒと笑った。 その口で何を食べるのだろう。 ふわふわ浮かんでいる、 白いわたがしのような雲を食べるのだろうか。 そして、ジョッキで海の水をくんで ごくごく飲むのだろうか。 それにしても太陽は陽気なやつだ。 なんにしても明るいのは良いこと

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          読書のすすめ

          空の色はまっ青ではない。 うすく引きのばされた白い絵の具が混じっている。 半袖のTシャツを着た腕に寒さを感じる。 朝特有の、冷気をまとった風が全開に開け放った窓から、入ってきたらしかった。 「気持ちがいい」 私はそう感じた。 それと同時に色んなイメージが頭の中から湧きおこった。 あるいは、肌で感じた空気や瞳に映った景色が映像を見せている。 そういった方が正しいかもしれない。 まだ空高くはあがっていない感謝すべき存在。 その陽光に照らされながら散歩をする。 道のわきの、

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          公益資本主義を読んで

          ・ 【三方よし】 ・はーい!質問 日本のGDPを600兆円にするには? ・答え『公益資本主義』にすべきだ どうもケイヨンです 今日紹介する本はこちら どちら? 原史人著 『公益資本主義』 文春新書 →なぜなら 株主資本主義では”会社は株主のもの”である。 会社の目的は株主に利益を配ることになりがちだ。 それでは従業員や顧客の利益が、ないがしろにされてしまう。 (ふむふむ、格差がひらいてGDPは上がらないね) →公益とは 株主、従業員、取引先、顧客、地域な

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          湊かなえ『絶唱』を読んだ感想

          「助かったのがなんで、あんたなの」 マリエの幼い記憶ー 子どもを心配する親の気持ちは 子どもには分からない。 子どもが幼い歳ならなおさらだろう。 果たして親がいう「いい子」にしていることが その子どもにとって良いことなのか。 『絶唱』にある話は それとは逆で「親がいい子」になるために 子どもに約束させる。 子どもは親に対して 反抗心があるかもしれない。 子どもが親の気持ちをわかるようになるか。 それは本人が親になった時だろうか。 だとすると、親と子

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          蛇にピアスを読んだ

          読んだ本の感想を書いてみる。 それは、口からオロオロ入ってきた。 夢からパッと目が覚めたみたいだ。

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          自分の考え方を知る

          おはようございます。 ケイヨンです。 人は、自分の考える型に 基づいて行動しています。 これまでの学校教育では、 正解がある問題の解き方を 教えていました。 その結果、問題を与えられないと 考える事ができない。 言われた事しかできない。といった 多くの大人が出来上がりました。 では、どうすれば自主的な人間に なる事ができるのか? 解決方法は、ズバリ、 自分で考えて問いを立て、行動しながら答えを探す。 具体的には、本を読む方法が1番だと考えます。

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          完璧とは、ダメになる第一歩である。

          おはようございます。 ケイヨンです! 変化の速い時代において、 変わらないことのリスクは、大きいと言えます。 例えば、一つの商売が成功して ずっと変化せずにお客さんが 来るのを待っていたら。 いずれライバル会社が真似をし、 アイデアを加えて売り出されたら シェアを奪われてしまう。 つまり、動かない標的となってしまう。 完璧な仕事だと思ったら最後、 思考停止になってしまうので、 常に昨日より良くすることが大切だと感じます。 人は変化は嫌うが、試してみ

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          泣きながら産まれてきたので  笑いながら死にたい

          こんばんは! どうも、ケイヨンです。 子供の頃、出来ていたのに 大人になると出来なくなることが あるように思います。 小学校に入ったら 大きな声で挨拶をしましょう。 悪いことをしたら謝りましょう。 人に優しくしようね。 ウソはついてはダメだよ。 みんな仲良くしましょう。 と教えられ、恥ずかしがりながらも 出来ていたと記憶してます。 ところが、大人になるうちに  他人の常識や社会通念の鏡に囚われ 言い訳ばかりがうまくなっていき、 ふと立ち止まって

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          おうち時間。1つの熱狂。

          こんにちは! どうもケイヨンです。 いよいよ緊急事態宣言が出され 外出を自粛されている方が多いと思います。 皆さんは、どう過ごされていますか? 私のおすすめは読書です。 おすすめする理由は 1冊読めば、著者が人生を通して学んだ思考が手に入るから。それが、1,500円程で買えるのです。 本は人生を変えてくれます。 本1冊まるごと読まなくても 書いてあるその1行に 「あぁ、これだ。この言葉を待っていた。」 「悩んできた問題の答えが、見つかった。」 「分か

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          幸せ

          こんばんは! どうも、ケイヨンです。 幸福とは何でしょう? 大抵のことは本に答えが載ってると 思っております。 結論 幸福とは追うものではなく、気付くものである。似たものに 成功とは魔法ではなく 日々の努力である。 恋は追うもの 愛は与えるもの。 なんか、 本質って同じ所にあると 最近思っております。 最後まで読んで頂き ありがとうございます。