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福岡と「ショッピングチケット」

今日と明日、博多駅では、「博多駅商店連合会加盟施設共通ショッピングチケット」というものを販売している。

早朝に駅前広場をみると、三角コーンとパーテーションで区切って準備をしているのを見た。
週末と連休あいだでまた何かイベントをするのかなと思っていたけれど、どうやらこの販売の準備だったようだ。

夕方に駅前広場を通ると、ブースに人の姿はなくて、今日の販売分は既に終了していたようだ。

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そこまで売れるものなのか・・・・・・と思って詳細を見てみると、

12,000円分の商品券を10,000円で販売
・総計20,000セット
・購入は一人5セットまで
・1,000円券×12枚つづりか500円券×24枚つづりのどちらか
※有効期限は2021年1月31日(日)まで

ざっくり抜粋するとこんな感じだ。

自分はこういうのを、
「一度チケットを買ってそれを使うのは若干手間だな・・・・・・。使う場所も限られるだろうし、お釣りも出ないだろうし。」
と思って購入を敬遠してしまう。

でもこの博多駅前で販売しているショッピングチケットは、博多駅直結の複数の施設で利用できる(一部使用不可の店舗あり)。
大型の商業施設は網羅されているので、(使用不可の店舗でない限り)買えるものもその分幅広い。
自分に寄せて考えると、チケットを買うと本1冊分は丸々サービスされるチケットと思える。そう考えるとものすごく魅力的なチケットに見えてきた。

今日の販売の様子についてニュースを見ると、販売開始の1時間前から長蛇の列ができていたらしい。同じように、というか自分以上に魅力に感じる人は多いのだろう。

こういうプレミアム付き商品券が、全国各地で販売が行われているのはニュースで知っていた。しかし、自分のポジティブでないイメージが先行してか、需要や使用のほどを良く知らない。
ニュースによると、博多エリアの商業施設は、昨今の影響から売り上げが2割~3割減少しているらしい。
エリアの商業を活性化させたい施設と、販売開始前から長い列ができるほどの人たちの需要。博多駅前エリアについては、この取り組みは結構マッチしているのだろう。明日も早い時間から行列を作って買い求める様子が予想できる。

そもそも外出の機会が減って、家で過ごす時間が多くなると、買い控えるものも多くなる。でも、期限が決まっていて、自分が求めて買ったチケットは使うしか無い。自ずと博多駅前エリアの商業は年末年始に向けて活性化していくはずだ。

自分はやっぱりチケットを買わないのかもしれない。でもしっかり購入している人たちは(もちろん自分のお得につながることが優先であっても)街を元気づけることに繋がっていて喜ばしい。
自分はコツコツ買い物をして、微力でも街を元気づけることに協力できたらと思う。

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