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「お願い」

新年を迎える。
初詣に行く。
自分には当たり前の習慣。

と、そう思っている人が多いであろう1月3日。
例にもれず自分も行ってきました。

福岡・太宰府
と言えば、もちろん行き先は
太宰府天満宮。

視界の先まで人で埋まっている参道を通り、
昨年まで持っていたお守りをお返しし、
手水舎で手を洗い、
境内に向かう。

お賽銭を入れて、
手を合わせる。

このあと、自分は「挨拶」をする。
「今日も参らせてもらいました」のような感じで。
これは、お参りの際には「お願い」じゃなくて、
「お礼」や「挨拶」をするのだ
といったようなことを聞いたことがあったから。

でも

「お願い」もいいんじゃないかなと思います。

「お願い」をするってことは、
「お願い」をしたいほど熱中していることや、
「お願い」をしようと思う対象がある気がして。

お参りに来たからなんとなく、とか
そういうものもあるかもしれないけれど。

きっと全く検討のつかないような
自分に全然関係ないようなことをお願いすることは
あまりなくて、

勉強をしているから○○学校に合格したいとか、
家族と一緒に暮らしているから一家の健康を望むとか、
自分が今の生活で触れていて、
自分の生活の延長上にあることが「お願い」になる。
気がしています。

もしかしたら歴史やしきたりとして、
お参りの際に「お願い」はするものではない
といったようなことがあるのかもしれません。

でも、お参りをすること自体が、
なんとなく自分のこれまでの暮らしを振り返るきっかけにもなる。
それなら叶う・叶わないは別に、
お願いも少しくらいはいいんじゃないかと。

と、そんなことを考えながら、
今年も「お参りさせていただきます」と挨拶して
初詣を終了しました。

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