断片的な英単語、英文法用語は出てくるが、全くつながらない君が来た(1)
教師A: こんにちは
生徒B: こんにちは
A: 英語、好き?
B: ふつう
Bを見ながらいくつかの級を言ってい
くA
A: 英検3級4級5級準2級2級、 どの辺かなあ。
顔を上げ、首を振って返事するB
B: うーん、3級受かってない。
今日の範囲を確認するA
A: 接続詞のifか。
椅子を指さしてBに
A: これ何?
B: chair
A: 椅子だね。色は?
B: black
Bに近寄って
A: 椅子が名詞ってわかる?
B: はい。
A: 物の名前が名詞だね。机とかペンとか。
うなずくB
A: じゃあ、black(黒い)って何?
目を伏せてしばらく考えるB
小さな声で
B: 副詞
Aは一瞬表情を変えるが笑顔に変わっ
て
A: よっしゃ、行くぞー。
Bに近づいていくA
椅子を指さして
A: いいかあ。椅子が名詞は、分かるね。
うなずくB
A:椅子を説明する「黒い」が「形容詞」
うなずくB。Bの前を歩き始めるA
A: 「歩く」が動詞、分かるね。
うなずくB。Bを見ながら歩を遅め.
るA
A: どんなふうに歩いてる?
B: ゆっくり歩いてる
立ち止まってBの方を向くA
A: そう、「ゆっくり」は動詞を説明してるか
ら、そう言うのが「副詞」
ノートを取り始めるB
Bのノートをのぞき込むA
Bが書いている
「名詞chairを説明するのが形容詞black、
動詞walkを説明するのが副詞slowly」
A: そうだ。英語は実は、名詞、動詞、形容
詞、副詞、それだけ4つでできているんだよ
B: 本当ですか?もっといっぱいあった気がしま
す。
A: そうだなあ、でも、四つでいいんだよ。ま
あ、順番に説明するよ。
今日の内容に入るよ。
ホワイトボードに何か書いているA
「I don’t know Tom.
I don’t know [ ]」
A: Tomは名詞だね。
うなずくB
A: IもTomも名詞だけど、動詞の前にあるIは主
語だから「〜は」をつけて訳す。動詞の後ろ
にある名詞のTomは「〜を」を付けて訳す。
目的語っていうんだけどね。そうすると、下
の文の[ ]の中は、名詞だね。
そこに今回は、if I will go to Americaが入
っているんだ。if+名詞+動詞〜の語順で、名
詞の箱に入っていると、「〜かどうか」と訳
すことになるよ。だから「私がアメリカに行
くかどうか」で動詞の後ろだから「を」が付
くね。
Bがホワイトボードを写している
「I don’t know Tom.
I don’t know [ if I will go to America. 」
Bが写し終わって顔を上げる
A: よし、じゃあ、次だね。動詞をwonderにし
て自分で文を作ってみよう。
I wonder if [ ].
wonder if 〜は、「〜かどうかどっちかな
あ」という意味だよ。
B: はい。
Bちょっと首を捻って文を書き始める
「I wonder if I have 」
B: 綴りがよく分からないです。
のぞき込むA
B: angory, ungury お腹が空いている、です。
A: haveじゃなくて、am だ、で、hungryだ
ね。
おもろい例文だなあ。
I wonder if I’m hungry.
自分がお腹が空いてるかどっちかなあって
ことだね。
うなずいて、ニカっとするB
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