パチンコ　ブ⚪︎ボーキングダム

３５年かかってなんとか億り人達成、１９８８年に見たあの光景が僕に何かを感じさせた part４

ギャンブルで一攫千金？

情報を制するものが賭け事を制する

keiちゃんいい話があるんだ
悪友から声がかかる。
当時はパチンコ、スロットの黎明期。雑誌や口コミで攻略法などを仕入れるのが勝つための王道だった
この機械にも決定的な攻略法があり
当たってしまえば体力と閉店時間だけが課題
自分の両側にドル箱が積み上がることもあった

当然そんなことはすぐに知れ渡り
まず駅前のパチンコ屋で
（その打ち方やめてもらえませんか　　　　　
と一番怖そうな店員が後ろで凄む
ほとんど全ての店で禁止されてされてしまった

でも僕が住んでいた北国の街で唯一一軒
やれるならやってみろ
みたいな店があった
大学で出席を取るとその足で店に直行
ただ釘の締めかたが半端ない
あっという間に球が消えていく
それでも
あいつ当たったぞ
と友達が囁く
一体俺たち何しに大学行ってるのだろうと言う感じだった

多分この投資？はマイナスにはならなかったはずだ
ただ結局買った金は生活費や遊興費の足しになり
残ることはなかった
若いうちから毎月１万円ずつ積み立てている連中もいたが
絶対できなかった
一つ学んだこと
情報を制するものが賭け事に勝つ
その金は無知な奴が払う

僕たちは誰かが勝っても奢ることはなかったし
たかりもしなかった
お互いにカードや麻雀で勝負もしていたからだ

大学卒業した足でいつものように雀荘に行った
おばちゃんが
（あんたたち今日から社会人料金だね）
と嬉しそうに言った
卒業できたことを喜んでくれたのかもしれない
心配かけたからな