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2019年6月の記事一覧

セックスで恋人の夢をみる

鎖骨がひんやりと冷たい。 24℃に設定したエアコンで、布団からはみ出た肌が痛んだ。すやすやと聞こえてくる寝息を恨めしく思っていると、23時を3分過ぎたばかりの街から話し声が聞こえてきて、まだ誰かの今日が続いていることに安堵する。だんだん電車が近づいてくるのを片耳に、大きな音で起こして欲しいと願ったけれど、何事もなく通り過ぎてしまった。 8畳の寝室に置いてきぼりにされた私は、じんじんと熱い瞼を閉じるのを諦める。 ぶかぶかのTシャツをベッドの下に脱ぎ捨てて、隣で眠っている男

【短め】俺の好きな絵描きは、なぜか葛藤が多い

twitterでは主にイラストレーターさんを多くフォローしています。 『 俺の好きな作家さんたちは、プロ・アマを問わず悩まれる(葛藤を抱えている)ことが多い… それがきっと、絵の儚さ・美しさや深みにつながっているのだと思うし、共感や情動を生むのだと思う。 他人が中途半端に声をかけることでそのバランスを変えてしまったり、結果的に作品や生活に悪影響を与えてしまうこともあるだろう… しかし人は絶えず影響を与え合うものだし、刺激や優しさを分け合えば、それが徐々に広がっていくも

街中で、誰かと会うのが苦手だ。

ひとりで歩いていると、私は俯いて歩きがちだ。 それは、すれ違う他人の目線が怖いとか、自分の自信の無さとか、知り合いに会いたくないとか…そういうものからきている。 あとは、スマホをついつい片手にして歩いているというのもあるけれど。 ・・・ 地元では、顔見知りの人が多すぎたのかもしれない。 「昨日◯◯で見かけたよ〜」と、言われるのが実は苦手だ。 そういう時、どんな返事をしたら正解なのだろう。 「見かけたなら、声かけてよ〜」と言えば、嫌味ない感じに振る舞えるのだろうか

不登校の原因

子どもが学校に行けなくなると 大概の親は、原因を探す。 (もちろん自分もそうだった) いじめがあったんじゃないか。 トラブルがあったんじゃないか。 怠けているのじゃないか。 不登校の親歴5周年を迎えたワタシは 不登校の原因を知っている。 知りたい方はたくさんいると思います。 今日は無料で!(笑 (べつにこの先もお金を取るつもりはありませんが) お教えします。 子どもが不登校になる原因。 それは。 (あ、学校のシステム自体が気に入らない場合を除きます

「できない」を認めた先に。

最近Twitterを見ると、すぐに疲れてしまう。 何か参考になればと、基本的に気になった英語講師や塾講師の人たちをフォローしているのだけど、最近ちょっと、議論が激しい。 それぞれの先生が自身の指導にプライドを持っていて、さらに生徒たちのことを真剣に考えているからこそなんだろうけど、真っ向から対立する意見の激しいぶつけ合いは、見ているだけで一気にエネルギーを奪われてしまう。 そんな調子なので、最近は少しTwitterから離れている。とはいえ、それでもやっぱり時々は見てしまっ

「なんでかわからない」のが一番怖い。

「最初から勉強。じゃなくていいんです。  話し相手になってくださったら。」 家庭教師として行ったご家庭からの言葉。 受け持つ彼は不登校。 僕はコミュニケーションが苦手だ。 翌日から、授業を始めた。 「なんでかわからないんです。」 どこかマイナスの気を帯びていた。 けれども人間不信という感じでもない。 きっと、彼はゆでガエル。 ゆっくりと、しかし、着実に 心を蝕ばまれていく。 自信喪失。 直接的な原因はわからない。 けれど、彼を元気にするために 僕が

自認/他認と安全の話ー女子トイレはアイデンティティの証明のために女子トイレなわけではない

「トランス女性が女子トイレに入れないのは差別だ」 これを見てどう思いますか。トランス女性=性同一性障害のMtFだと考えれば、確かに女子トイレを使えないのは不便だろうし排除はよくないだろうと思うのも当然です。 ですが、トランスジェンダーというのは性同一性障害を限定的に指す言葉ではありません。事実、トランス女性の定義を求めることは差別だ(どのような外見・身体であってもトランス女性を名乗る人間はトランス女性だと認められるべきだ)という発言は繰り返し観測されてきました。 たとえ

元気と根気と笑顔

三角形を描くと 底辺の両端に「元気」と「根気」 そして頂点に「笑顔」がくる。 これが安定した運気をもたらす 黄金のトライアングルだ。 そしてこの三角形を 次第に大きくすることが大事。 ひとの器が大きくなることと 連動しているから。 笑顔が素敵なひとになるために 元気と根気をしっかりと 自分のものにするのが肝要と知る。

本当に申し訳ないことばかり。

ある会合で、福祉が嫌いかも…と思う前に、それは“福祉そのもの”が嫌いであるのか、現行制度下の状況が嫌いなのか、その辺りは切り分けて欲しいと思うと話した。しかしながら、同時に今の待遇や、制度が悪いから“福祉そのもの”を嫌いになってしまったのなら、本当に申し訳ないと思う。 私は自分自身を福祉業界の人間とは思っていない。ただ、普通の暮らしを過ごせるように、少しでもその人が幸せになるよう願っているただの人だ。 そんなふうに「ただの人」であると同時に、私は社会援助の専門家なのだ。その

天使と悪魔の境目

「ひなこさんって優しいよね」 そんな風に言われることがある。 確かに、表面的には喜怒哀楽を大きく出さないし、言葉を発するときには気を使ったりもする。ただそれは社会人としてオトナの行動をしているに過ぎないような気がする。 最近、政治家の失言が話題になっている。確かにその発言内容については共感できないものが多い。 けれど、あの人たちは公の人だから話題になっているけれど、私の中にもそんな「悪魔」がいるのではないかと思うときがある。 私は人と接するのが本来は苦手で、大半の人