GDG信州のイベント鉄板コースについて

メリクリ♪ GDG信州オーガナイザーの@kehiです。

ひょんなことからコミュニティ•カンファレンス運営 Advent Calendar 2019のクリスマスイブの順番で書くことになりました。

ちょうど次回がGDG信州50回目のイベントなので、振り返りということで、信州イベントの鉄板コースについて簡単ながら書いてみようかと思います。イベント運営の参考になれば幸いです。

◆そもそもなぜ地方コミュニティを始めたのか?

よく聞かれる質問なので、下敷きとして最初に書いておきます。

2012年の7月にGDG信州を結成しました。ちょうどそれまでのGTUG(GoogleTechnologyUsersGroup)からGDG(GoogleDeveloperGroup)への移行期とも重なってたかと思いますが、比較的大きな都市での設立の中で、恐らく人口規模的には10分の1にも満たない小さなコミュニティとしてスタートした最初の事例だったかと思います。

設立の趣旨は
「都会ばかりの勉強会やセミナーをもっと信州地方で!」
を掲げて立ち上げました。

当時はまだまだハングアウトやYouTubeで配信する勉強会も少なく、最新のテクノロジーに触れるのにわざわざ上京をしなければならないことも多かったと思いますが、逆に都会で活躍されている方を登壇者として招き、地元開催を行うというスタイルを始めました。この出自は次の章で触れたいと思います。

GoogleTechnologiesを中心とした話題を扱う信州発のIT系コミュニティな訳ですが、Googleのプロダクト縛りでもなく、他のサービスも知って初めてGoogleを知れるということもあり、あえてベンダーニュートラルな立ち位置としています。

登録されている方は信州地方(長野県及びその近隣地域)に住むIT系開発者が中心ですが、たとえ住んでいなくても、信州の心を持つ「信州人(ニン)」であれば大歓迎としています。

現時点でのコンパス登録者数は201人で最近では都心から来てくれる方も、ちらほら出てきています。

◆鉄板コースについて

さて前置きはこの辺にしてメイントピックです。鉄板コースといってもお好み焼きとか焼きそばの作り方とかではありません。

GDG信州では以下の内容でイベントを進行するのが定番となっています。

・ハンズオン/ワークショップ(2時間程度)

・セッション(2時間程度)

・ガジェット品評会(30分程度)

・ライトニングトーク(30分程度)

・ミニパネル(30分~45分程度)

比較的長い時間をかけて、時には午前中から開催することもありますが、都心の大きなイベントでは、なかなかやり辛い「双方向性」を売りにしています。

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とくにガジェット品評会は信州名物とも言える内容になっており、信州発で作ったガジェットを多く展示しています。

これまで6年くらいにわたって開催してきたマッシュアップアワードなどでのハッカソンでの成果物がもとになり、プロダクトとして育てていったものも多くあります。

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さて、この鉄板コースには実はルーツがあります。それは2012年2月に開催されたDevFestXというイベントです。

これは前年までDevFestといえばGoogle主催のDeveloperDayに次ぐテクノロジー関連のイベントだったものを、ユーザコミュニティ主体で行うイベントに変え、日本とインドが同時開催で行った世界初となったイベントだったかと記憶しています。

当時のアジェンダがまだ残っていたので張りますが、GDE(GoogleDeveloperExpert)が札幌の地に集結し、丸1.5日かけて、セッション、コードラボ、ライトニングトーク、パネルっぽい双方向なQ&Aやり取りなど、多岐にわたって開催し、真冬の北海道の寒さを吹き飛ばすほどの熱量で、とても盛り上がったイベントになりました。

アジェンダもさることながら、これが現在も続くコミュニティ主体のDevFestの元となったようなイベントでした。

当時は1スピーカーとしての参加でしたが、この熱さを信州に持ち帰って主催してみたいと強く思い、その年の7月に信州発のコミュニティを立ち上げ現在に至っています。

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◆これからに向けて**

早いもので開設して8年が経過し次回が50回目のイベントになります。ここ最近は私の家庭の事情でイベント開催の時間が確保しづらくなったのもあり、1年半ほど前にオーガナイザーを2人体制にしました。

もちろんそれまでも私1人だけで何から何までやっていたのではなく、頼もしいスタッフやコアメンバーの協力があってイベント運営ができていたわけですが、私以外の方が新しい風を吹き込んで、現在ではより信州らしいコミュニティになってきているなと感じています。

これまで中信地方で行うことが多かったですが、都心からアクセスの優れた長野市での開催で、これまで以上に様々な方々の交流の機会とありつつあります。

次回どのようなイベントにするかまだ未定ですが、次の100回迄の活動にいいバトンを渡せるような象徴的なイベントになるといいなと思っています。

それでは皆さん、よいクリスマスをお過ごしください♪

GDG信州オーガナイザー @kehi (石丸)






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