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1月13日/7月13日の日記 ウソだろ!東大生だぞ!

1月13日、半年前の日記

運動療法2時ごろお父さんと蒔村さん(大家さんです)がきてくれた。

いつかきっと、意味があるものになるらしい。

やさしくなれるかもしれない。
大変だからこそ、知れることがあるかもしれない。

死なないでいられたことはありがたい。

考えてもいいけど考えすぎないでいいらしい

星野源だって、闘病していた。
自分が本気でしたいことを準備できるかもしれない。

数字もひらがなもかたかなも全然できなかった。PCも分からない。
漢字も最初はできなくて、でも話は分かるし、聞く分には番組とかも分かる。

漢字はできるようになってきたけれど、時々、なんだっけってなる。

最初は東京大学すら、思い出せなかった。
ウソだろ!東大生だぞ!
全部知ってるはずなのに、全部うまくいかないーー

7月13日からの解説

運動療法とは、リハビリの1つです。
年末ごろから「運動」「言語」「作業」がゆっくり始まっていました。
それぞれのリハビリの役割分担は、この段階では緩やかで、それぞれ短時間でした。

できない自分は全て衝撃的でしたが、特に毎回聞かれるのに病室の番号がどうしても読めないのは驚きでした。時計も読めない。デジタル表示されている気温も読めない。
まさに、ウソだろ!東大生だぞ!です。

もともと全く動かなかった右手は、この頃には少しずつ動くようになってきたけれど、自分のものとは思えない。あまりに不自由で、使いづらく、恐ろしく弱い。

この怪我に意味なんかあるのか。その疑問は何度も現れます。
そして親も大家の蒔村さんも、口を揃えて、意味があるというのです。それがあの時信じられなかった。ただの恐ろしく大きなタイムロスだと思った。

でも今になってみると、振り返る価値がある気がするのです。
だから「日刊・半年前を毎日振り返る」を始めたわけです。
J-popの歌詞じゃあるまいし、「意味のないものなんてない」とまだ僕は断言できない。


だから知りたくて、続けます。
ではまた明日!

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