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#27 職種と成功は無関係

経済的な成功をするためには職種はほとんど関係がない.私がまだ20代であれば手取りの給料が20万円であっても経済的に成功する自信がある.何度,人生を繰り返したって結果は同じだ.それほどに私が勧めている成功法則には再現性がある.

経済的成功をしたいと思う時,多くの人は起業や転職を検討する.例えば猛勉強の末に超難関資格を取得して年収が3倍になるとかいう話であれば別だが,多くの場合は転職をしたとしても,自分の能力に変化がなく,資格取得など何かしらの理由がない限り,なかり良い条件で運よく採用されても年収が100万円程度上がるくらいなものだろう.

例えば年収300万円から,年収400万円に上がったとする.
・年収 300万円:手取り 約240万円(月 約20万円)
・年収 400万円:手取り 約317万円 (月 約26万円)

税金を引いて手取りで考えると月 6万円収入が増えることになる.そうなれば確かにお金を貯める速度を早くすることができる.しかし,ほとんどの人はそううまくいかない.その理由は2つあると私は考えている.

1つ目は年収が上がれば,それに応じて生活レベルを上げてしまうからである.
それまで実家暮らしや,安いアパートに住んで年収300万円で収まる生活をしていた人の多くは,年収が400万円になると400万円に収まる生活に変わる.つまり,働いて多く収入を得たとしても,その分出ていくので常にお金の不足を感じ続けることになる.

2つ目は,年収が高い仕事に就くことによるストレスである.
年収300万円の仕事と,年収400万円の仕事では,たったの100万円の年収の違いだが,それでも仕事に対する責任が全く違う.年収が安い仕事というのは言葉を選ばずに言えば,その人じゃなくてもいくらでも代わりがきく仕事だと思っている.逆に年収が高い人というのは,業務独占や名称独占の資格を持っていたり,営業能力や,高いITスキルを持っているなど会社にとって特別な存在である.どんな仕事であっても代わりがきかないということはあり得ないが,誰でも代わりができるという訳ではなくなる.

年収が低い人というのは,特別な理由がない限りはそれまで努力をしてくることができなかった人だと思う.それなりの学歴があれば年収300万円というのは低すぎるし,例え最初は年収が低い条件で採用されていたとしても,その会社の中で努力をしていればそれなりの年収になっていくはずだ.だから,自分の能力を高めずに運よく転職で年収を上げたとしても,その責任感とストレスに耐えられなくなるか,ストレス発散の名目で散財することになる.この2つは,決してそういう立場の人を否定しているわけではない.私の経験から話をしている.私もストレス発散という名目で散財して結局増えたお金を残すことができなかった.だからこそ,成功を本気で望むのであれば自分の価値を高めるか,生活レベルをとことんまで下げるしかない.これは,どっちを選ぶのかではなく,どちらも獲得することで成功への時間は圧倒的に短縮できるようになる.

生活レベルを下げることについては,現在の年収が低い人ほど有利だと言える.一度上げた生活レベルを下げるというのは不可能に近いほど難しい.だからこそ年収が低い人の方が生活レベルをとことんまで下げることへのハードルが低くなる.私も年収300万円未満の頃からメンターの指導のもとで成功への道を駆け上ったが,あの頃にそこそこの年収があったとすれば今の立場までなれていないかもしれない.

成功するためにはステップがあり,以下の4つで成り立っている.
・仕事をして稼ぐ 
・年収を上げるためのスキルアップ 
・徹底した節約 
・投資

多くの人はこのような優先順位だと思っている.
①仕事をして稼ぐ ②年収を上げるためのスキルアップ ③投資 ④徹底した節約

私の考える優先順位は,以下の通りだ.
①仕事をして稼ぐ ②徹底した節約 ③投資 ④年収を上げるためのスキルアップ

まず,仕事をして稼がなければ何も始まらないのは誰しもが理解できていると思う.そこから成功したいと思う時,多くの人は収入を増やすためにスキルアップをしようとして,自己投資という名のものとにお金を使ったり,転職をして少しでも年収を上げようとする.徹底した節約というのはいつでも優先順位は低い.
しかし,私の考えは違う.年収が300万円だろうが,1000万円だろうが徹底した節約ができなければ,成功に辿り着くことは困難だ.節約した100円でも1000円でも多く 貯蓄や投資に回すことが成功への近道である.もちろん投資をしながらスキルアップをするための努力を続けることも大事であるが,月数万円程度の収入アップがしたいのであれば,週末にアルバイトでもすれば良いというのが私の考えだ.

つまり,どんな職種であれ年収が300万円程度稼げるのであれば成功できるというのが私の成功法則である.

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