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#16 現状に満足をしない

「今の生活で満足しているか?」

そう言われると、ほとんどの男は「NO」と答えるだろう。もっと良い家に住みたい、もっと女性にモテたい、もっと良い車に乗りたい、もっと良い服を着たい。そんなふうに「もっともっと」と思うはずだ。「そんなことないよ、今の生活で今以上に欲しいものはないよ」と答えられるのであれば、この先は読む必要はない。自分を変えたいと思っている。もっと良い生活がしたい。もっと美人な彼女が欲しい。そんなふうに今以上を望むのであれば続きを読んでもらえればと思う。

「もっと良い生活がしたいです」という人の大半は、私からすれば現状で満足しているからその場で足踏みをしているようにしか見えない。「もっとお金が欲しい」と言いながら、休日にはお金を無駄に使い、時間を無駄に過ごしている。本気で今の生活を抜け出したいと思っているとは到底思えない。

あなたは本当に「お金」が欲しいのか。それとも「現状」が欲しいのか。

お金が欲しいのであれば、休日にアルバイトでもすればいい。ウーバーイーツなら誰でもできる。もっと地位が欲しいのであれば、難関と言われる資格にチャレンジすればいい。もっと、女性にモテたいのであれば自信を持てるような生活をするべきなのだ。それを得るための行動をしていないということは「お金」よりも「現状」がいいと思っている証拠だ。

今のままでも住むところには困らないし、食べるものにも困らない、暇を潰すのはスマホ1台あればできるし、ポルノを見て擬似的な性行為もできる。でも、ものすごく格好悪いと思わないか?朝起きて最初にすることはSNS。自分とは全く関係のない世界を見る。TikTokでエロさを売りにしている動画を見る。時間ギリギリに会社に行って、時計を見て過ごす。食事の準備も面倒くさくて、帰り道でジャンクフードを食べる。家に帰っても映画やアニメを見る。ポルノをみて自慰をして寝る。男として終わっていると思わないか。世界との繋がりはスマホの小さな画面だけ。ポルノなんて他人が性行為をしているものを覗き見して、男を頭の中で自分に置き換えているような行為だ。ものすごく惨めで、女性からすれば気持ち悪いと思われて当然だ。

だったら、そこ生ぬるい環境から抜け出さなければいけないよね?朝30分でも早く起きて、ちゃんとした食事を作る。職場にも早めに行って、仕事の準備をする。仕事も本気で取り組み。帰宅してちゃんとした食事を準備する。寝るまでには、軽い運動をしたり、本を読んだり、資格の勉強をしたり。どっちの男になりたいかってことなんだ。

きっとこの2人は、1年後には大きな差ができている。10年もすればスマホ中毒の男たちは追いつくことすらできなくなる。全ては現状に満足しているからなんだ。現状を抜け出したいと本気で思わなければいけない。

私のモチベーションは女性だった。20代まではそこそこモテた。しかし、30歳を超えたあたりから、職業を言っただけで全く相手にされなくなった。ボロボロの軽自動車に女の子を乗せて、前の彼氏はポルシェだったとか平気な顔で言われる。ものすごく情けなかった。それでも、彼女はいた。だけど、本当に夢中で好きになったから付き合ったのではなく、相手が好意を寄せてくれたから、なんとなく性行為をして。そのままの流れで付き合ったような感じだった。お互いに堕落した生活だった。部屋は散らかっているし、休日は昼まで寝る。洗濯もしていないようなシャツを着て。食事もろくに作らずコンビニで済ませる。そんな毎日だった。一緒に買い物に行っても、他の可愛い女の子に目移りした。しかし、ものすごく楽だったのだろうと思う。今以上の地位を築かなくても、一緒にいてくれるんだから。

私は底辺から、今の地位まで上り詰めた。だからあらゆる階層の女性たちと付き合ってきた。階層という言い方はどうかと思うが、実際に男にも女にも階層があるのだから仕方がない。芸能人のような人たちは特殊なので、あくまでも一般的な女性についての話だと理解してほしい。例外はあるかもしれないが、私の感覚では以下の通りだ。

男も女も一番下の階層は、共通してだらしがないということだ。自分自身を磨くことをしない。髪の毛も伸びっぱなしで、染めた髪から黒い地毛が見えてもそのままになっている。計画性のないお金の使い方。食事もまともに作らない。本当にそんな男と女しかいない。極めつけには、すぐに浮気をするというのも特徴だと思う。なぜならば、誰かから好意を持たれることに慣れていないからだ。だから、少しでも異性から気がある素振りをされるとすぐに浮気をする。

次の段階になってくると、断然生活の質が変わる。食事は基本的に作ってくれる女性が多かった。ささっと食事を準備してくれる感じだ。浮気をしない子の方が多いが、彼氏が絶えずいることがほとんどだ。流行に敏感で、無駄遣いが多いのもこの段階だろう。

さらに上の段階の女性と付き合うようになって驚いたことがある。家に行ったらすでに化粧をしている。どこかに行ったのか尋ねたら、「来てくれるから化粧した」と言っていた。最初の何回かくらいなら、そんなこともあるだろう。しかし、その女性は私を迎え入れる時に化粧を欠かしたことがなかった。朝も私より早く起きて、化粧を済ませて朝食の準備をする。スッピンでも十分に美しい女性だったが、それでも少しでも綺麗で居てくれようとする。そして、私の経験的にはこのレベルの女性は、基本的に男性経験が極端に少ない。少しくらい好意を寄せられたくらいでなびかないのだ。しかし、金はかかる。持ち物も吟味していることが多いので、プレゼントをするのであれば、背伸びをしなければならない。

もう一つ上の段階の女性は本当に素晴らしい。美しいのはもちろんだし、自分の美に努力をしていることも当たり前だ。男性を立てることを知っているし、基本的にわがままを言わない。私がキッチンに立って、洗い物をしようとすれば「そんなことはいいから、仕事を済ませて」と仕事に対する理解も深い。私のように底辺から這い上がってきた男だと、慣れるまではかなり窮屈にも感じる。家も完璧に整えている。掃除も欠かさない。洗濯物が溜まっているところなど見たこともないくらいだ。作法なども心得ており、どこに連れて行っても恥ずかしい思いをさせない。

最上級の女性は、私もあまり関わりがない。だけれども、全ての価値観が違う。常識が違いすぎる。

このように、男にも女にも段階というものが存在する。これは間違いのない事実だ。自分自身でも振り返ってみると、付き合ってきた女性には確かに段階があると思えるはずだ。
女性も男性をこのように見ている。自分よりも下の段階の男とは絶対に付き合うことがない。少なくとも自分と同じ段階にいる異性にしか興味を示さないはずだ。

ここまで読んでも、現状のままでいいというのであればそのまま生きてほしい。
それとも、私のように上の階級にいき、素晴らしい女性たちと触れ合いたいのであれば、少なくとも自分自身をもう一つ段階を上に持っていかなければならない。

「現状に満足するな。いつでも飢えに似た渇きをもて」

これは私の師匠の言葉だ。

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