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日本の福祉は持続可能か?

「人口減少社会のデザイン」広井良典氏(著)

2050年、日本は持続可能か?AIが導き出したシナリオは?

「都市集中型」か「地方分散型」か・・・。興味深く、とても考えさせられる内容でした。

図1

日本社会の持続可能性を実現していく上で、「都市集中型」か「地方分散型」かという分岐がもっとも本質的な選択肢であり、人口や地域の持続性、そして健康、格差、幸福等の観点からは「地方分散型」が望ましいという結果が示されたと記載がありました。

私の個人的な意見ですが、福祉社会は持続可能だと考えています。しかし、このまま福祉業界が変わらずにいくとは思えないですね。ニーズ(高齢者の方々)に対してサービス提供する側(介護スタッフ)が圧倒的に足りません。こういったアンバランスな状況でこそ改革が進むと思っています。福祉業界にこそテクノロジーが必要だと認識しています!!(前号参照)

しかし、残念なことに地方の高齢社会問題に限っては当分このままなあなあのままいくものと思われます。なぜなら今回の問題(コロナ禍)でも地方の福祉はさほど変化できずにいたからです。それは、目の前の対応で四苦八苦していたからに他なりません。現場の介護職員、福祉職員みなさんは一生懸命に仕事をこなし利用者さんの体調や生活を守っているので新しい取組みを業界に取り入れていこうと提案し実践していくことはとても酷なことになると思います。

では、どのように変革するのか?やはり介護経営者サイドで現場の声を聴き、現場が軽減できるように道筋を作ってあげることが大切なような気がします。(管理者も日ごろの業務で手一杯です)

今回のコロナ禍で首長さんたちの能力やる気次第で変わるんだなと再認識させられる場面をニュースでみることができました(選挙にはいきましょう)。偉そうなことは言えませんが地方行政は財源やアイデアがない中でこの高齢社会問題に取り組まなくてはいけません。地方行政職員も目の前の業務をこなすことで精一杯で課題を解決するためのアイデアなんてそうそうでるものではありません。ただ、強烈なリーダーシップを持ったリーダーが改革を進めていくことができれば可能かもしれませんが、、、。

ちょうどこの本を読んだ時期がコロナで自粛期間だったので東京一極集中はこのまま進むイメージはなくなりました。実際にベンチャー企業でも地方に移住した方の特集を新聞で拝見したりもしていたので地方分散型がある程度は増えるのかなぁというのが個人的な印象です。(AIと一緒だ笑)

私自身も月の半分以上は都内で業務していたのに、コロナのお陰で都内に行く機会がめっきりなくなりました。zoomやskypeなどで問題なく打合せができるので特に大きな支障はありませんでした。強いて言えば、官公署や銀行のペーパー手続きをどうにかして欲しい。これを変えるだけでもかなりのイノベーションになるのでは??と思っています。

話は戻って、上記のグラフが示すように人口は、戦後1950年代から急激に増え続けバブルを迎え、バブルが弾け平成を迎えてから2004年をピークに減り始めました。ジェットコースターのうように上ってから急下降するように。2050年から2100年にかけて高齢化率はピークを迎えます。つまり、高齢者のピークはまだ迎えていないのですね。

これからは「新しい生活様式」+「超高齢社会問題」を加えた課題を解決しなければならなくなりました。いままでの生活が一変したことでどれだけ恵まれた生活をしていたかを認識することができました。今後は自分が出来ることを粛々と進めていき、ポジティブに楽しく生活したいと考えています。そして、次の世代に駒を進めれるよう準備していきます。

福祉の世界にも明るい未来が待っています!


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