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30歳~40歳の私

これまで長年働いてきた場所を逃げるように辞めた私はしばらくの期間放心状態で過ごしていました。辞めてから1~2週間ほどの間ちょくちょく携帯電話が鳴っておりうっとおしく感じた私は携帯の電源を切り誰とも話をせずただひたすら現実逃避をするようにPCゲームに没頭しておりました。
そんな生活も長くは続かず、貯金もなくなり保険の積立も解約し家賃も払えず人生の最底辺を味わいます。

家賃が払えなくなった私は当時借りていたマンションの管理会社から「滞納してる家賃は保証金でチャラにするので出て行ってくれ」と通告されます。
とうとう住む場所もなくなり母親が1人で生活してた市営住宅へと引っ越しすることになりました。
そして私は引きこもり生活者となってしまいました。情けない気持ちと後悔の気持ちと未来に対する不安とこのまま引きこもり生活を続けてどうするんだという焦りと考えれば考えるほど頭がおかしくなりそうな日々を過ごし、現実逃避を続けるために朝から晩までひたすらPCゲームを続ける日々。

ある時母から「私が死んだらどうするの?」と泣きながら問いただされ私はうまく答えることができずにいたのですがそれでも何とか今の生活を変えていこうと母の一言がきっかけとなり動き出します。この時34~36歳くらいだっと思います。
とりあえずまったくお金がないのでそれを何とかしなければと思い日払いで金が稼げる仕事をこなしつつ、当時パチスロで「キングパルサー」という機種があり、これは欲張らなければかなり勝率が高い台だったのでこれを毎朝10時~12時までの2時間打ち、PCゲームで時間を費やしてためたゲーム内通貨を「リアルマネートレード」という、ゲーム内通貨をリアルマネーに交換するサイトなどを使い全て現金化しPCゲームを辞めて少しづつ社会復帰していきました。

まともな会社に就職する事はさすがに厳しいだろうと思っていたのですが飲食業ならなんとか正社員として働く事ができたのでなんとか中途入社できたところがあったのですが1年ほどで辞めてしまいました。
約2年に及ぶ引きこもり生活でしみついた、社会不適合者丸出しのだらけ癖というかなまけ癖というのは簡単には抜けませんでした。
そんな中、なんとか自分でもちゃんと継続可能ないい仕事はないかなと模索するし、やっと自分でもすぐ辞めずに続けてできる仕事を見つけることができました。

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