木造校舎物語#レッスン編(終)
こんにちは👋N.です。
地元の先生の門下生である以上、了承は絶対必要。
先生が、
「札幌以外に…」
と質問をされた時に、母が全ての経緯を説明した。
そして、今回はまだどうなるかもわからない状況であったこともしっかり伝えた。
これで許してもらえなかったり、これからの地元でのレッスンに支障が出るならすっぱり辞める。
黙って別の先生にレッスンを受けるということは、少なくとも地元の先生に“不満があるからだ”と思われても仕方がないのだ。
でも、先生は
「名誉教授の先生に教えていただけるなんて、幸運だったね。頑張りなさい❗」
と、すぐに了承してくれた。
こうして私は、高校3年生になる頃には3人の先生に教えを受けることになった。
ピアノの好みや弾き方はそれぞれ違う。
特に名誉教授は“受験に向けて”というよりは“おおらかに弾きなさい”というタイプだった。
一方で、別の先生たちは
『音大受験に向けて』
のレッスンへとシフトチェンジしていった。
私はいつもそうなのだ。何となく流れには逆らわない。
この時もそうだった。
名誉教授の先生が教鞭をとられていた音大は、某有名私立の四大だったことから、私の受験校も自然と決まっていった。