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忘れたくないの〜

ちみすけはよく喋る。
もうずーっと喋っている。
2歳児ってこんなにおしゃべりなんだと驚く日々だ。

一歳半までは「まま」も言わなくて、やきもきしていた日々もあった。しかし、2歳あたりから急に喋りだし、今はもうずーっと、考えていることがダダ漏れている。

今日保育園であったことを、
「きょうはサァ!まえにわでねー、おすなしたのー!」と報告する。

トミカで遊びながら
「ねぇねぇはしごしょうぼうしゃー、なにしてるのー?」「ひをけしてるのー」「あ、ぱとかーもみにきたー!」「なんだなんだーっ」
とアフレコする。(ひとりで)

紙コップを並べて
「いらっしゃいませーっ、じゅーすやさんですよーっじゅーすくださーい!」

絵本を読み(文字を読んでるというより聞いて覚えたのを唱えている)ながら、
「〜したんだよね、ね、ちみちゃーん」
と自分に語りかけるなど。

聞いていて飽きないのだが、
2歳児ってみんなそうなのか、ちみすけの個人的な癖なのか、彼はよく語尾に「〜の」をつけて話す。
「〜したの〜」
「いま〜してたの〜」
「〜するところだったの〜」
などなど。

我々が彼に話しかけるときつい「〜なの?」と最後に「の」をつけて聞きがちだからだろうか。
そう思うと、彼の喋りは確かに我々をよく真似している。というか、こちらからの質問に、復唱する形で答えることが多い。

「どこかいたいの?」
「いたいの。」

「自分でやりたかったの?」
「やりたかったの。」

「これできる?」
「できる。」

「それでいい?」
「いい。」

「覚えてる?」
「おぼえてる。」

などなど。
できなくても、よくなくても、おぼえてなくても、とりあえず復唱する節がある。
だから
「ちみちゃん、これごはんにかけて食べたら美味しいと思うけど、どう?」
などというと
「どう。」
と返事をする。

「どう?」
「どう。」

というこのやりとりが私は大好きで、いつも笑ってしまう。
でも、これって今限定だよな〜と思うのだ。

「どう」って返事も、「〜なの〜!」という喋り方も、「今日サァ!」というように文節に入り込む強めのサァ!も、
今のちみすけには当たり前だけど、だんだんしなくなるんだろうな。
ずっと2歳児の喋り方のままだったらもちろん困るけど、
今はこの喋り方が愛しくてたまらないので、
忘れたくないな〜と思うのだ。

今日のちみごはん
・鯖の味噌煮
・にんじんと大根の味噌汁
・ほうれん草の胡麻和え
・ごはん

なぜか出した瞬間に「お味噌汁ごはんにするの〜」と言って、味噌汁を全てごはんにぶっかけられた。
エー食べないフラグか?と思って見ていたら、なんと完食!
鯖は甘めの味付けだし好物なので、父の分も奪ってたべた。
ほうれん草は無視覚悟だったが、なんと
「甘くておいしいよ、ちいさーーーいの食べる?」とすこーーーーーーーしだけフォークにのせたら「たべる」とのこと。
そしてほんとに食べた!
めちゃめちゃに褒めたら、
「りんごゼリーたべたらぁ、ほうれんそうもたべる!」と言い出したので、ほんとだね?!ってことで、特別にりんごゼリーを出そうとすると、
準備してる間にも一口パクり!
りんごゼリー食べた後に約束通りパクり!

野菜を食べて褒められてごきげんなちみちゃんでした。

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