きぃ

たまに治療のことを記録がてら書いています。

きぃ

たまに治療のことを記録がてら書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

周りはどんどん母になっていく

半年前から不妊治療を続けている私。 大卒で27歳で結婚、周りに比べるとそう遅くない年齢だと思った。 だけど、結婚して半年して周りからは「まだお酒飲むの?」「そろそろ子どもはつくらないの?」といった声ばかり。 遠距離で始まった私たち夫婦は、同じ屋根の下で生活はしているけれど、共働きだし平日の夜や土日に過ごす時間さえ貴重だと今でも思っている。 2人で過ごす時間を楽しんだっていいじゃないかと、そんな声を軽くはねのけていた。 そう言えてたのも数ヶ月の間。 いつもの周期で生

    • 妊娠判定前に思うこと

      治療と両立できる仕事を選んでから2年。 治療を開始してからは3年半。 いまだに私たち夫婦の元には子どもはいない。 顕微授精・移植を行い、その結果が数日後に知らされる、というタイミングで、ふと過去に何度か治療のことを書いていたnoteに帰ってきて自分の記事を読み直した。 まずは「3ヶ月」 以前の記事を読んだら、選んだ転職先は当初あまり乗り気じゃなかったようだけど、転職後に配属された部署は思ったよりも自分にぴったりで、仕事にのめり込んだ。 もともとやりがいのある仕事を求めて

      • 不妊治療のことだけ考える毎日をやめた

        久しぶりの投稿になる。 昨年冬、夫が転勤になって札幌から関東民になった。仕事はリモートワークで続けさせてもらっていた(いい時代になったものだ)。3月で今の仕事を続けて約2年。不妊治療を続けて1年。転院もして、そろそろ本格的にステップアップも考え始めていた。 そんな時に突然会社から社員全員の退職を求められた。コロナ禍でも飲食や旅行業会のように打撃を受けているわけではなかったし、まさかこのタイミングで自分が失業するとは思ってもいなかったのでびっくりはした。そしてすぐに「育休取

        • 果報は寝て待て

          さっきから涙が止まらない。 「次来るときはきっと妊娠して来るはずだよ」と先生が言ってくれたのが2週間前。 クロミッドが2錠に増えたのが影響してか、14日目の検査で卵ちゃんは24mmに育っていた。 「この大きさになっても排卵していないし、筋肉注射をします。」 言われるままにhgc注射をした。「これは期待できるよ。」と背中を押されて病院を出た。 それから2週間経った今日の夜中、下腹部の痛みで目が覚めたときは、期待していただけにものすごく裏切られた気持ちになった。 知って

        • 固定された記事

        周りはどんどん母になっていく

          朝ごはんは毎日違うものを

          我が家は、朝ごはんのメニューを毎日変えている。 一時期はルーティーンのように、白飯・味噌汁・納豆を食べていたが、それを止めた。 私は実家にいた時、旅館の朝ごはんじゃないかというくらい、毎日盛り沢山の朝ごはんを母が用意してくれていた。 おかげさまで、どんなに疲れていても朝ごはんのために身体を起こし、頭を起こして通勤に出かけられていた。 それがどうだろう。自分がご飯を作る側になったら、「時間」という言い訳に加えて「頭が動こないから」という逃げをつくって、適当になりがちだっ

          朝ごはんは毎日違うものを

          自分を癒すこと

          金曜日が来た。 私の会社は完全週休2日制、土日祝日休み。 金曜の夜が来ると土日に何しようといつもわくわくする。 ただ今週は水曜あたりからひどくイライラしていて、土日に行きたいカフェを考えることもできてなかった。 夫はびっくりするくらい、漫画のように眉毛をへの字にすることができる。 たまに、私が自分でも知らないうちに深いため息をつくらしく、ため息を聞くとへの字にして心配そうに顔を覗き込んでくる。 今朝、への字の眉毛をした夫が鏡に写っていた。 まずい。私に余裕がなく

          自分を癒すこと

          金曜の夜に思うこと

          コロナで3ヶ月在宅勤務をしていたのに、今やさも前からそうだったかのように、週5日市電に揺られて会社へ行っている。 夫も送別会に出かけていて、金曜の夜に一人でいるなんていつぶりだろうか。 通院のために2時間早く退社したからか、やけに夜の時間が長い。 感覚的には0時くらいなのに、まだ22時台だから参っちゃう。 ふと金曜の夜に思ったことをつらつらと書いてみる。 結婚を機に故郷を離れ、札幌で規模の小さな会社に転職して1年。 私には基本的に職場と家庭の2つしか居場所が無い。

          金曜の夜に思うこと

          noteを始めた理由

          「いつかnoteを始めよう」 随分前からそう思っていたけれど、「始める理由」を探していただけで、自分に言い訳をつくって始めなかっただけだと思う。 友人が始めたときも「私もこんな文章を書けるようになりたい」と思いながら、特に何もしなかった。 この前も「一粒万倍日」と「天赦日」が重なって、「何かを始めるのに最適な日」と言われたけれど、結局始めなかった。 じゃあどうして、今始めることにしたのか。 心に余裕のなかった前職時代前職は、とにかく日常を感じる暇もなく忙しく働いた。

          noteを始めた理由