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粒子的輪廻

夢をかなえるゾウ4の中で、全てのものは形を変えて生き続けるという記述があった。

石を構成する粒子も、水を構成する粒子も、鳥を構成する粒子も、人間を作る粒子も、どこかで交わっている。

高校時代の生物の先生が「皆さんを形作ってるアミノ酸は織田信長のものかもしれないし、今日の私を構成する水分子は、明日のあなたを構成する水分子になるかもよ」と言っていたのを思い出した。

それはヤってるだろと思っていたが、意外と本質に近いことを言っていた。

仏教において、輪廻転生は霊性的、精神世界的な魂の輪廻を教典化することで死への恐怖を消し去っていたが、

粒子的輪廻転生を教典化すると、仏教的な
「今、ここ」にさらに感謝できる世界になる。

すれ違う人も、好きな人も、嫌いな人も、粒子的輪廻で自分の祖先や尊敬する偉人の粒子の一部が含まれていると考えると誰にでも分け隔てなく与える世界になりそうだ。

霊性的な輪廻と粒子的な輪廻の世界
その両方を愛する世界観があってもいいかもね。

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