John - 季節のデザートとオリジナルティーを楽しむ昼下がり
訪問日 : 2023.10
2年間限定の古民家レストラン
が、まさかの1年延長!野菜と果物に焦点を当てたアシェット・デセールとお茶のマリアージュを楽しむ贅沢なひととき。
10月は栗と梨をメインとしたメニュー構成。
新潟県産 村松栗
長野県産 軟水と秋月
➕ 洋梨、スダチ、白茄子、キノコ
1品目 : 栗のカプチーノ
和栗を浸している牛乳の泡立ったデザートを思わせる一品。
和栗のアイスクリームと素揚げを組み合わせ、栗の甘さと素揚げの香ばしさと苦みがカプチーノのような魅力を演出しています。
ボージュコニャックのゼリー、キャラメルのソース、コーヒー豆を炒ったパウダーがアクセントとなり、スプーンですくうたびに異なる風味を楽しむことができます。
2品目:小さなポーション
小さなポーションの盛り合わせ。
(右下から時計回りに)
バルサミコソテーしたトマト、オレンジ、ローズマリーピクルスとローストニンジンのタルト。甘さと酸味が際立ちます。
シルクスイートと鳴門金時のベニエ。チャイの風味を感じながら、外はサクサク、中はほっこり焼き芋のような絶妙な味わいを楽しめます。
白ナスタルタルとアンチョビ、オレンジのマリネが、米のチールで一体となっている。一口食べると、爽やかなオレンジの風味が広がり、次にナスの優しい甘みが心地よく広がり、最後にアンチョビの奥深い味わいとナスのバランスのとれた食感を。
石のようなメレンゲに乗せられて、アールグレイのチョコレートムースが、マロングラッセを包み込む。
マロングラッセのしっかりとした食感と、メレンゲのほんのりふんわり感が、絶妙なコンビネーションを生み出します。
3品目:キノコのリゾット
チーズ焼きリゾット、絶品です!
ハイビスカスのパウダーとマッシュルームのスープが、香りと風味を加えます。酸味とキノコの濃厚な旨みが、チーズのクリーミーさと絶妙に調和し、舞茸のフリットの軽やかさが、よいバランスに仕上げています。
ハイビスカスの酸味は珍しく自分でも試してみようと思いました。
4品目:ブリオッシュ
ブリオッシュ、外はサクサク、中はびっくりするほど軽やか。
それでいて、バターの甘みがしっかり感じられます。
さらに、付け合わせの酒粕バターが絶妙な風味を引き立てます。
5品目:和梨とヨーグルトのソルベ
スダチの爽やかさが広がる秋月を、セロリとスダチで彩り鮮やかに楽しむ一皿。
レモンのクリームとヨーグルトのソルベが、爽やかな甘さを追加します。
ハーブと融合させた軟水のジュースと梨のさわやかな甘さがセロリの香りと絶妙に調和し、まるでサラダを楽しんでいるような心地よさが広がります。付け合わせのソルベはそれだけでも食べたい。
6品目:和栗のメレンゲ
ウィスキーで燻製されたメレンゲが、栗のソースで贅沢に組み合わさります。
和栗のクリームと村松栗のローストペーストは、それぞれ栗の甘みがガツンと感じられる、濃厚な美味しさです。
さらに、アプリコットジャムと赤ワインの寒天ゼリーが濃厚さを調整します。
ココアパウダーとかぼちゃパウダーが香りを一層引き立て、一皿で多彩な楽しみを提供する一品となっています。
7品目:牛骨のスープ
牛骨のスープを実山椒のオイルといただく。
濃厚な牛骨の味わいに参照のさわやかさがマッチする。
8品目:デザートプレート
フィナンシェ
外が固め,中はしっとり。最高!
洋梨のタルト
ピンクペッパーとあわせていただく。新鮮な組み合わせ
レモンのタルト
レモンはクリームのような仕上がり。ライム風味とあわせてさわやかな甘み。
和栗のモンブラン
ランドグシャで包みカシスのジャムと合わせていただく。贅沢な味わい。
洋梨のチュイル
洋梨の香りで口の中をリセット。
ドリンク
食事ももちろんですが,合わせるドリンクもおすすめ。
月ごとにドリンクも一新されるのでそれも楽しみの一つ。
メニューの説明とあわせて紹介します。
白ブドウの甘みにレモンの酸味とミントの清涼感を加え白ワインをイメージしたカクテル
ラベンダーの香りをベースにベルガモットやオレンジの表皮で柑橘の苦みと甘みをプラスしたカクテル
ウィスキー樽の香りを移した重みのあるコンブチャ
最後に
どのメニューもドリンクも斬新な組み合わせでスペイン料理のガストロミと似ていると感じた。
お店の雰囲気や文字の選び方も代々木上原のCelarabirdをふと思い出しました。
鶯谷という駅前の雰囲気とは違う古民家の中でゆったりと過ごす時間。ホテルのアフタヌーンティーもいいですがこんなランチもいかがでしょう。
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