最近の記事

「こども」が「おとな」に育つまで ~成長と発達と個性のおはなし~ ④

いきなりですが、今回は、認知力のそだちについてお話ししたいと思います。 スイスの児童心理学者ピアジェ(1896-1980)は、「発達心理学の父」と呼ばれています。こどもの思考はおとなの思考と異なり、こどもは科学者のように実験と観察を繰り返しながら自らの「知」を構成していく、とピアジェは主張し、『認知発達理論』を提唱しました。この理論は、ヒトの知能・心理の発達を、「生物的な成長」と「成長過程の中で知識・経験を重ねたことによる成長」の両面から考察したもので、さらにピアジェは、人間

    「こども」が「おとな」に育つまで ~成長と発達と個性のおはなし~ ④