抱負を達成した話

2021年を振り返ろうとツイッターを漁ると、書いたことすら忘れていた抱負が出てきた。それも7月に書いたものだ。結構最近・・。
化粧を最低限にし、餃子にキャベツを入れるのをやめ、自家製パンを常備するのをやめるのだと7月の私は言っていた。

やめてもいいこと探し、とかかっこつけたタグを作ったくせに、やめてもいいこと探しをしていることをすぐに忘れてしまうという安定品質で、やめてもいいことを探すことをまっさきにやめる、という体たらく。まあそれはいい。

その後、どうなったかと言うと
・化粧→薄くなるどころかすっぴんになった
・餃子にキャベツ→そもそも冷凍餃子を買うようになった
・パン焼く頻度へらす→前回ホームベーカリーを回したのはいつか思い出せない

なんということだろう、抱負を全て達成してしまっている。生まれてはじめての快挙だ。以前の自分より成長しているかどうかは定かではないが、これまでの「抱負を立てたはいいが毎年達成できなかった私」ではもう、ない。抱負の存在は忘れていたものの、期せずして「抱負を達成できてしまった私」、なのである。震える。

今、私は学んだ。もう達成できそうにない抱負を立てるのはやめよう。どうせどんな内容を掲げたとてその目標を忘れるのにひと月もかからないポンコツぶりなのである。

新年を迎えるまであと1時間。例年通り、あるいは例年以上にクソみたいな年だったし性格はひん曲がる一方であった。心から笑うことも減った気がする。でもだからなんだ。私はたてた目標を無意識に達成できる女であり、子供を3人とも生かしてでっかく育てているし、年の割に美肌だが老眼が始まり節々が痛く、どんなに悲しい日も毎日メシが美味い。

新年だからと奇跡が起きるわけはないから、粛々と年をまたぎ、近いうちにまた、こうやって自分が楽しくなるような抱負を考えようと思う。

そして来年末も「私はなんという最強な女なのであろうか」と褒め称えに来よう。

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