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自分に尽くす

好きな人間にチョコを買った。

今の自分にはもっと投資すべきものがあるのは分かっている。昨年の私に、今の現状を見せたら呆れるだろう。

とにかく自分へ尽くせるようになってから、周りのことも考えよう。そうしないと気が付かぬ間に、相手を傷つけることも増える。

そう自戒していた頃の自分は、果たしてどこへ行ったのだろうか。

私は嬉しいプレゼントというものをあまり貰った記憶が無い。
もちろん誕生日などは覚えてくれているだけで嬉しい。
しかしもう興味が無くなったものを貰ったり、苦手なキャラクターもの、さらになぜか元々自分の愛用品で相手に薦めたはずのものを貰ったこともある。私から聞いた話だと忘れていたらしい。

食べ物に関しては何を貰っても嬉しいが、誕生日プレゼント何かではできれば食品以外の消耗品など…自分では中々節約してしまって手が出ないものが欲しい。

一度、食の好みが合いそうだと話していた人から、とても美味しいクッキーを頂いたことがある。本当はああいう人を手放してはいけないのだろうが、その後上手いこと関係を築けずに連絡の予定がないSNSの繋がりだけが残っている。

自分は何が欲しくて何が好きなのか。そういったことを普段あまり相手に伝えられていないのである。思えば自分の生活が色んな意味で悲惨な為、あまり生活が見えるような話を人にしてこなかったのかもしれない。

そんなんだから、私にたくさん愛を伝えてくれてきてくれるような人間たちは皆離れて行ったのだ。

たくさん理解し合える友人がいるにはいるが、皆、物理的距離が遠のいてしまった。


一般的に魅力的だと感じて貰えるような要素というか肩書きというか…が、だいぶ減ってしまった今…近場で人間関係を構築することには中々苦戦している。

割と自分の中身というか…思考回路に関してはとても自己評価が高く、自分がもう1人いたらぜひ友達になりたいと思っている。
まぁでも肩書きどうこうの時点で、他人視点では除外されまくっているのだ。

幼い頃のどうにか所謂一般的レールに縋って生きていた頃の私なら、みなと同じく除外する側かもしれない。

頑張って縋ってきた人たちからすると、頑張れなかった残念な奴でしかないのである。道筋を見てくれる人間なんて、とても貴重なのである。

それならば、尚更自分をもっと大事にして自分自身で尽くすしかない。

私だって選べる立場ではある。私が仲良くなりたいと思う人間たちだけに、最初から除外されないようなレベルまで上がりたいのである。

大切な人に渡したい優しさを、自分にも尽くせるようにとてもなりたい。

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