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534 仁義なきドル円相場

円の買い手がない状態。

・生保が保有外債のヘッジ外し(外貨買い)を進めている。(農中はヘッジ外しというより外債保有を減らしているようなので為替相場には無関係だろう。)
・なにより、新NISA による外国投信(ヘッジ無し)が急増している。これはインパクトがありそう。
・唯一のドル売りは所得収支の黒字だが、対外直接投資がほぼ同額あって、相殺してしまっている。
・海外投資家の日本株買いもほとんどないどころか、売り越し気味である。

意外かもしれないが、ヘッジファンドはデータで動く。つまり、ヘッジファンド(レバレッジをかけてドル/円を買うキャリートレード)は金利差でディールしていた。しかし、今は、そんな理屈で動く投資家より、上記のような動きの方が大きくなっている。

もうこれは止められない。止められるとすると、米国がリセッションに入る時くらいだろう。あるいは何かイベント(米国で商業用不動産絡みで銀行の倒産が相次ぐとか)がある時くらいか?

あるいは、私までがそういうことを言い始めた時が相場の終わりというのは何度も経験してきた。理路整然と外す。そういえば、GSも理路整然と外すのが得意だ。

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