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188 FX必須情報#017 為替相場と金利差

(1)為替相場は、「時々ファンダメンタルズを反映する形で仕切り直ししては金利差と連動」というパターンになることが多い。なので、中長期的にはファンダメンタルズが重要になるし、短期的(あるいはファンダメンタルズに大きな変化がない場合)には金利差が為替相場にとって重要だ。

(2)昨年から仕切り直しがいつにもなく多い。「インフレ⇒目先の政策金利上昇」と「利上げによる景気悪化懸念⇒中長期金利低下(あるいは、来年の急利下げ期待)」で、金利相場がフラフラしているからだ。

足元では、日本の利上げ期待が後退し、ドル円相場と金利差の連動性は、2020年秋から続くの関係に戻っている。

結局、今は、ドル/円相場は米5年又は10年金利動向にかかっている。しかし、それが極めて読みにくい。果たして、「利上げによる景気悪化」が起きるのかどうかである。今日は、4月のニューヨーク連銀製造業景気指数が発表になったが、予想外(要は、米景気動向が読めない)に強かった。これを受けて米金利上昇、ドル高が起きている。

10年金利-FFレートは▲2/5%近くまで行くのではないかと考えている。FFレートが5%だとすると、10年金利は2.5%ということになる。今より1%近く下げることになる。

金利動向も全く読めないので、為替相場の先行きも読めない状態だが、以下、ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、豪ドル/ドルとそれぞれの金利差との相関グラフを掲載する。

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