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524 パウエル議長 2024年6月12日 FOMC後の記者会見

FOMCでは、政策金利を維持し、保有資産の圧縮(量的引き締め、QT)を続けると決めた。

Transcript of Chair Powell’s Press Conference June 12, 2024

インフレ率が物価目標の2%へと向かっていると確証を得るまで政策金利を引き下げることは適当ではないとしてきた。インフレ目標へ向けてそれなりの進捗はあったが、今も、確証を得ていない。
 
米経済は堅調なペースで拡大。実質GDPについては、24年1-3月期の在庫・政府支出・輸出を除く民間最終消費支出(個人消費)は2.8%成長と依然強い。
<注>パウエル議長は、一般的な「実質GDP前期比成長率年率」でなく、民間最終消費支出を重要視しているようだ。初めて出てきた。
Real Final Sales to Private Domestic Purchasers =private domestic final purchases, which excludes inventory investment, government spending, and net exports =usually a clearer signal on underlying demand
 
多くの指標は労働市場が比較的ひっ迫しているものの、過熱はしていない。FOMCの参加者は労働市場の強さが続くとみる。
 
インフレ率は和らいだものの、我々の長期的な物価目標の2%をなお上回る。個人消費支出の価格指数は4月、前年同月比2.7%上昇し、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコア指数も2.8%上昇した。今朝発表された消費者物価指数(CPI)は5月、前年同月比3.3%上昇し、コア指数は3.4%上昇した。

以下、記者との質疑応答から

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