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326 FX必須情報#026 為替相場と金利差 円安に変化の兆し

背景はやっぱり日本の金利が動き出したことだろう。
その背景は日本が脱デフレしはじめたことだろう。

少し前までは、日本の金利が動かないものだから、米日金利差と米金利は連動していた。要は、米金利だけ見ていればよかった。
しかし、徐々に両者は乖離してきた。
今は、米金利上昇は最終局面で、日本はYCC解除やマイナス金利修正の話が出てきている。

米国では、逆イールドがどうなるか注目。今年5月には、長短金利差の逆転幅は大きくなっていたが、その後、長期金利が急速に上昇し、長短金利差の逆転幅は縮まっている。その背景は、higher for longer interest rates が意識されたからだ。
このまま順イールドに向かうのか?
パウエル議長は、実質金利(実効FFレート-コアPCEデフレーター)が高くなり過ぎないように、と言っている。現在、実効FFレートは5.33%、コアPCEデフレーターは3.68%なので実質FF金利は1.65%。コアPCEデフレーターは2.8%程度まで低下に向かっているので、実質FF金利は2.5%程度まで上昇すると予想される。パウエル議長の言う実質金利が高くなり過ぎないように、という水準はどういう水準を考えているのか?過去の実質FFレート推移を見ると、2.5~3% だと思うが、そうだとすると、今は微妙なところにいることになる。
参照 2023年9月27日 307 長期金利は一段高へ


例によって、ドル円レートと米日金利差、ドル円レートとドル元レート、ユーロドルと独米金利差、豪ドルと豪米金利差、豪ドルと銅価格などのグラフを掲載する。

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