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カナダ中銀、0.5%利上げ-引き締め局面終了間近の可能性を示唆

カナダ中銀は2022年12月7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.5%引き上げて4.25%にした。年始は0.25%だったが、7回目の利上げで、4.25%とした。
声明文では、
<カナダ経済の現状について>
・需要超過、失業率は歴史的な低水準。
・10月の消費者物価指数は前年同月比で6.9%上昇(ピークは6月の8.1%)
・2%の物価目標を上回る期間が長引くことで物価の先高観が定着し、現実の高インフレも続く展開に警戒。
・個人消費や住宅投資は鈍化。金融引き締めが内需を抑制しているという証拠は増えつつある。
<金融政策について>
「金利が一段と上昇する必要がある」という文言を削除。「今後については需給バランスの回復とインフレの目標回帰に向け政策金利が一段と上昇する必要があるかどうかを見極める」とした。

声明文からは、カナダの状況は、米国とほぼ同じ。そのカナダが、利上げサイクルが終了に近づいている(利上げのペース減速や停止時期を探る)可能性を示唆した。

次のFOMCも、カナダと同じ判断になるか?
とにかく、これを受けて、米国債の利回りは低下、ドルは下落した。

より長期には、





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