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409 米消費者物価 下がらない

2024年1月のCPIが発表になった。

2%の物価達成には、灰色のスーパーコアサービス(住居・エネルギーを除く)が赤点線まで下がってこなければならないが、その兆しは消えた。
黒の住宅(主に家賃)は下がってくると思うが、物価目標の達成が、とりあえずは、見えなくなった。

上図でもわかるが、家賃の上昇が大きい。
家賃の上昇は、供給が少ないという特殊事情があるので、その点はFRBも勘案するだろう。
特殊事情:高金利⇒多くは固定金利fで借りており、それを維持するために、買い替えをしない⇒中古住宅、賃貸住宅の供給がでない

なので、住宅を除いて物価を見る。ほぼ2%である。但し、パンデミック前は1~1.5%程度だった。そして、今回は2%程度であるが、今回発表のデータで、そこから下がるメドは見えにくくなった。

テスラが、安い中国社に対抗するため新車の価格を下げている。それが中古市場に波及している。
なので、一応、中古車も除いて見てみる。

1月データで、インフレ再燃というほどの問題は起きていないが、インフレ鎮静化が中途半端(不十分)なところで止まってしまった感がある。

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