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111 NY製造業指数、20年5月以来の低水準

昨日発表になったニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス32.9と、リーマンショック時並みの低さに低下した。

6カ月先の景況見通しは8.0で、前月から1.7ポイント上昇したものの、恐ろしく低水準であることに変わりはない。

しかし、価格指数は低下してきていると言っても、歴史的には高水準である。

景気は悪く、先行きの見通しも悪く、物価は高く、先行きも低下の見通しはない。悲惨な状態だが、雇用統計は堅調である。
参照 103 FRBと市場のギャップ の最後のグラフ。

で、昨日は、NYダウは1.14%下げたが、S&P500は‐0.2%、Nasadaqは+0.14%だった。最近とは反対の現象になった。幅広くは下げたが、メガキャップ・テク・ストックス(時価総額の大きいテクノロジー企業、GAFAMなど)は堅調だった。しかし、メガキャップ・テク・ストックスの上げは続かないだろう。
NYダウが下げ始めたのだとしたら、これまでメガキャップ・テク・ストックスが相場の下げをリードしてきたが、ここからは全面的な下げに転じるのではないか?(ポジショントークが入っているので、自信があって言っているわけではない。)


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