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365 FX必須情報#030 為替相場と金利差 一段と読みにくくなった米長期金利    

米国とその他国との相対金利は、かなり複雑な状況が起きている。
FRBが利上げをpauseしたときから始まる米景気減速懸念で、米長期金利低下。
一方で、欧州のリセション懸念が出たことで、ユーロ側も長期金利低下している。
米独金利差の動きが微妙で、ユーロ/ドルの動きも読みにくい。

日米金利については、日本の金利も動き始めているが、米国金利の動き比べれば十分小さい。日本の金融政策が話題になるときは一時的に、日本の金利動向も為替相場に影響するが、基本的にドル円においては、米国金利動向が中心になる。

今後の展開について、景気減速・インフレ鎮静化が進む中で政策金利は低下方向ではあるものの、長期金利はそれを十分織り込んでいて、これ以上低下するとは考えにくいことから、米長期金利がこれ以上低下しないなら、ドル/円がさらに低下するのは難しいかもしれない。

米長短金利差(米10年金利-FFレート)は、過去40年▲1.3%より下に行ったことはない(ほんの一時的に、超えたことはあるが)
今は、10年金利は3.93%、FF金利は5.33%なので、長短金利差は▲1.4%と、▲1.3%より低い。

以下、例によって、ドル円レートと米日金利差、ユーロドルと独米金利差、豪ドルと豪米金利差 を掲載する。

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