徒歩補な温泉巡り・・・『湯の児温泉』

 湯の児温泉は、熊本県水俣の近くにある海沿いの温泉街です。
 8月下旬に訪問しました。

 またまた、徒歩と公共交通機関で行きました。
 在来線の水俣駅から路線バスが通っています。本数もそれなりの本数があります。
 駅としては、新幹線の新水俣駅の方が近いのですが、そちらからの公共交通機関がないため、結局水俣駅経由になります。
 今回は利用しませんでしたが、新水俣駅には2日間(36時間だったかな)またぎで借りることが出来るレンタサイクルがありますので、そちらを利用すれば、新水俣駅から直接温泉に行って、一泊した後で、翌日また新水俣駅に戻ってくるという工程も可能だと思います(多分観光若しくは出張目的のレンタサイクルなのだと思います)

 温泉街自体は、海沿いの海岸に数件の旅館・ホテルが点在しており、共同浴場的な施設もありますが、それ以外のお店が少ない(というかほとんど無い)ため、それほど活気があるような感じではありません。
 メインストリートもありますが、路線バスがぎりぎりすれ違えられるような細い道で、それらしい雰囲気はありません。
 近くに小さな海水浴場がありましたので、もう少し早い時期であれば、多少賑わっていたのかもしれません。
 

奥に見えるのが温泉街
商店兼温泉受付
温泉の建物

 結構大規模なホテルの廃墟がありましたので、昔は結構栄えてたのかもしれません(朽ち方からするとコロナ前から廃墟だったように思えます)

巨大な廃墟ホテル
心象的にはこんな感じ

 現状、各宿泊施設と海との間には、結構広い防波堤兼遊歩道があります。   
 そのため、各施設のロビーや浴室から海の方を見ると、遊歩道を歩いている歩行者等と目が合います(実際には目隠しの柵等が設けられています)。  
 敷地の構造等を見ると、かつては直接海に接していたような気がしますが、何らかの理由で護岸工事がされたのでしょう。

海に直接面していたであろう浴場

 温泉自体は、無色透明のしょっぱい温泉です。ぬるすぎず熱すぎずちょうど良い温度です。
 水風呂もあるにはあったのですが、かなりぬるい水風呂で、交互浴にならないような水風呂でした。
 良くも悪くもこれと行った癖のない温泉ですので、家族やグループで利用するには最適な温泉かと思います。
 泊まった宿の浴室は、内風呂も露天風呂も海には面しているのですが、先述の理由で目隠し柵やガラス面のフィルム等で、湯船に浸かりながら直接海を見ることができませんでした(ちょっと残念) 

 湯の児といえば夕陽が有名とのことです。食事会場のレストランからはきれいな夕陽が見えましたので、おそらく浴室からも見えたかと思います。
 海に沈む夕陽を見るための温泉というのもありかなとは思います。

レストランからの夕陽の眺め

 温泉とは直接関係ありませんが、温泉街の各宿のHPを見ると、どちらかというと温泉よりも食事(特に八代海の海の幸。太刀魚とか)を売りにしている宿が多いように思えます。
 純粋に温泉を楽しむと言うよりは、夕陽と海の幸を楽しむ方向にシフトしている温泉街のように思えます。

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