徒歩補な温泉巡り・・・『宮之城温泉』

 鹿児島県の山間にある宮之城温泉は、川内川沿いにあるこじんまりとした温泉街です。
 8月の暑い盛りに訪問しました。

温泉街の入口を飾る看板。結構立派です。

 今回も徒歩と公共交通機関で行きました。
 温泉街のメインストリートに複数のバス停がありますので便利です。各住宅から徒歩圏内に複数のバス停があるようにしているようで、温泉街というよりも住宅団地に近いように思えます。
 本数は、1日5~6便ありますので、うまく組み合わせれば、日帰り利用も可能かと思います。

メインストリートの雰囲気。店自体は多分やっていない。

 街全体のイメージとしては、旅館が数軒あり(すべてが今でもやっているかは不明ですが)、それ以外にも居酒屋等の夜の店や共同浴場もあるので、なんとなく温泉街の要素はあるのですが、それらよりも個人住宅の方が圧倒的に多いので、住宅地の中に温泉関連施設が点在している感じの街です。
 寂れてないというわけではないのですが、点在している全施設が稼働していたとしても、温泉街としてまとまりのある賑わいにはならないような気がします。

恐らく夜の店。やってるかな~やってないかな~
コンビニ・・・だったところ
間違いなくやっていないでしょう

 温泉はほのかに硫黄臭のするお肌つるつるになるお湯です(いわゆる美人の湯)。泊まった宿の温泉は、ぬる湯とまではいきませんが、少しぬるめで、それなりに長く入っていられます。
 宿の方に聞いたところ、源泉の温度が高いので、夏は吐水口からのお湯を少なめにして、自然と少しぬるめになるようにしているとのことです。単純に加水してしまわないところに、温泉に対するこだわりを感じました。
 一方で共同浴場は、ある意味ちょうど良い湯加減で、シャワーの水との交互浴をしないと、長居は出来ませんでした。
 両者ともに源泉掛け流しではあるのですが、微妙にポリシーが異なるところは興味深かったです。

共同浴場
もう一つの共同浴場兼食堂(逆か?)

 川内川からの川風が吹いていましたので、浴後に川沿いの道を散策するのが気持ちよかったです。
 春秋のもう少し気温が低い時期であれば、尚更気持ちよいように思えます。

 近くに複数の温泉がありますので、それらを周回する際の立ち寄り湯若しくは宿泊地としては、十分候補にあがる温泉だと思います。

狛犬ならぬ狛仁王?

 

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